このページは下の図の速さ2のページです。
速さの教え方は速さ1を先にご覧下さい。
目次
1.単位量あたりの大きさ 1>2
2.速さ 1>2>3>4
3.通過算
4.旅人算(出会い算・追いかけ算)
5.流水算
速さの単位と表し方を理解させます。
問題
青い車と、赤い車は、どちらが速いですか?
青い車は150qを3時間で走ります。
赤い車は120qを2時間で走ります。
1時間あたり 何qすすんだかをくらべます
このことから、赤い車が、青い車より速いことがわかります。
速さを求める式を教えます
速さ=道のり÷時間
時速は、1時間に進む道のり(q)
分速は、1分間に進む道のり(m)
秒速は、1秒間に進む道のり(mやcm)
です
上の問題で
赤い車の時速は60kmです。
青い車の時速は50kmです。
1時間に長く走る赤い車のほうが速いことがわかります。
補足
小学校では 速さは 時速60kmのように「時速」を単位の前に必ずつけます。
中学校以降では 60km/時や60km/hのような表し方をします。(毎時60kmと読みます)
新聞や車の広告でこのような単位を見ることがよくあると思いますので、見かけたら教えてあげると理解が深まります。
また、速度の単位と長さの単位がmやkmで同じなので迷うお子さんも多くいます。
速度の場合は
「時速50km」を「50kmずつ」
などと読み替えて考えさせるという手もあります。答えを記入するときは、もちろん「ずつ」はつけません。
速さ=道のり÷時間
はやさはみちのりわるじかん
と声に出して覚える練習をしましょう。
速さと道のりの関係をアニメで見せます
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
上のアニメでは、緑色の四角1つぶんが速さです。
赤い自動車が8ます進むのに4秒かかります。
1秒に進むのは8÷4で2マスです。
赤い自動車は秒速2マスです。
教え方3
「速さ」と「時間」を使って、「道のり」の求め方をとらえさせます。
問題
白黒ねこは、秒速10m走ります。
5秒走ったら何m(道のり)進みますか?
イラスト提供元
式と答え
式10×5=50 答え 50m進みます
下はそのイメージです
このことから、道のりを求める式は
道のり=速さ×時間
となります。
声を出して覚える練習をします
問題
@1時間に24km進む自転車で30分走ったら
どれだけ進みますか?
素材提供
動くイラストフリー素材
考え方
30分は1時間の半分なので0.5時間と考えます。
距離×時間=道のり だから
24×0.5=12
答え 12km
Aこの自転車の分速は何mですか?
考え方
1時間は60分だから
24÷60=0.4km
1km=1000mだから
0.4km=400m
答え 分速400m
※ 分速をつけ忘れないようにしましょう。
元の速さの単位と聞かれている単位がちがうことに注意しましょう。
速さと道のりと時間の関係がどうしてもわからないお子さんには、下の積み木で説明するとわかりやすくなります。
速さ・・・積み木の長さ
時間・・・積み木の数
道のり・・・積み木を並べた長さ
実際には、単純な数字でないことが多いですが、
イメージとして、
「2cmの積み木を4こならべたら8cmになる」
という例が
「時速2kmで4時間走ったら8kmになる」
という例と考え方はおなじです。
道のりを求める問題のヒント
「時速2kmで4時間走ると道のりは」
という問いには
「長さ2cmの積み木を4こ並べたら何cmかな」
と考えます。
時速と道のりの関係アニメ
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
頭の中で積み木を並べて、想像させるとわかりやすくなります。
速さ・・・積み木の長さ
時間・・・積み木の数
道のり・・・積み木を並べた長さ
※実際には時間は連続量なので積み木のように分断されていませんが、「速さ・時間・道のり」の3種類の数の意味が理解しにくいお子さんには 上のような例を教えるのも一つの手だと考えます。
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1.単位量あたりの大きさ 1>2
2.速さ 1>2>3>4
3.通過算
4.旅人算(出会い算・追いかけ算)
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