5年算数 小数のかけ算3
小数の倍
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@ 小数の倍の意味
A 何倍というときの基準になる量の見分け方
B 小数の倍の計算

教え方1

下の表のように4種類のひもがあります。
赤のひも(5m)をもとにすると、ほかのひもの長さが何倍になるか考えさせます。

1.緑のひもの長さをくらべます



くらべる数÷もとになる数なので
12÷5=2.4   答え 2.4倍

緑のひもは赤いひもの2.4倍の長さです。

小数でも整数と同じように何倍という表し方をします。

2.黄色のひもの長さをくらべます



くらべる数÷もとになる数なので
4÷5=0.8          答え  0.8倍

黄色のひもの長さは、赤いひもの長さの0.8倍と言い表すことができます。

このようにくらべる数がもとにする数より小さい場合は1倍より小さな数(小数)になります。


0.8を分数に直すとですから、
黄色のひもは、赤いひもの
という言い方もできます

分数の倍は、こちらで学習します。

応用問題

上の表を見て答えましょう。
@緑のひもの長さは青いひもの長さの何倍ですか
A赤いひもの長さは青いひもの長さの何倍ですか

答え
@12÷10=1.2    
   緑のひもの長さは青いひもの長さの1.2倍

A5÷10=0.5
 赤いひもの長さは青いひもの長さの0.5倍

※0.5倍という割合は、日常生活ではという言い方をよくしますね。小数の倍を使うときと分数の倍を使う時があります。ニュースなどで見かけたら、お子さんと話し合ってみましょう。

例 
「ピザを買う」は「ピザを0.5倍買う」のと同じことです。




「A市の人口は、B市の人口の1.4倍です」などでは、分数の倍より小数の倍の方がわかりやすいですね。

練習問題

左のピンクの花はブロック5つ分の高さです。
右の黄色い花はブロック4つ分の高さです。
下の問いに答えましょう。

問い
@ピンクの花は 黄色い花の何倍ですか。
A黄色い花は、ピンクの花の何倍ですか。
B絵にはない白い花は、黄色い花の0.5倍の高さです。ブロック何個分の高さですか。
------------------------------
答え
@ もとにするのは黄色い花なので
5÷4=1.25     答え  1.25倍

A もとにするのはピンクの花なので
4÷5=0.8         答え  0.8倍

B 黄色い花はブロック4個分なので 白い花はその0.5倍を考えます。
4×0.5=2   答え ブロック2個分

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