2年算数
計算のじゅんじょ
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

 

 5・6年生や中学生でも、間違える計算の書き方を紹介します。
17+(7+3) という問題があったとき

間違いの式
7+3=10と書いた後に
10+17=27と書くことがあります。
これは、( )の中の7+3の計算を先に行うことだけを覚えているからです
正しくは17+10=27と書かなくてはなりません。
そこで、( )の使い方や等号の意味を繰り返し教えたいと思います。また不等号も教え、正しい式の書き方と意味をとらえさせたいと思います。

@たし算の場面の(  )の意味
A(  )を使った計算の順序
B等号(=)不等号(><)の意味
C(  )を使った計算を用いるよさ

1年生では「3つのかずのけいさん」で かっこをつかわない 下の4つの式を習っています。忘れている場合は↑のリンクでおさらいしましょう。
3つの数の計算パターン
@□+□+□=ずっとふえる
A□+□−□=ふえてへる
B□−□+□=へってふえる
C□−□−□=ずっとへる

教え方1

 ふえる場面を、順に考えたり、ふえた数をまとめて考えたりして、いろいろな方法でとく考え方に気づかせます。そして( )の使い方を教えます。

問題@
おさるさんが、10ぴきいました。
そこに2ひき きました。さらに5ひき きました。ぜんぶで、なんびきですか。
しきにかいてみましょう。


下の動画をみせながら、問題の
場面をとらえさせます。


動画作成協力・・動くイラストフリー素材

【さるが来た順にたす考え方】

はじめ10ひき←●●←●●●●●
2つの式で表すと
10+2=12
12+5=17
答え   17ひき

順にたす時は、1年で習ったように
10+2+5という
1つの式になることを思い出させます。

式  10+2+5=17
答え   17ひき


もう一度、動画を見せて、他の解き方はないか考えさせます。

【増えたさるの数を考える考え方】
はじめ10ひき
←(●●+●●●●●)
2つの式で表すと
2+5=7←(ふえたさるの数
10+7=17←(はじめの10ひきにふえた数をあわせる) 
答え  17ひき

まとめてたす時は、(  )をつかって表すことを教えます。
1つの式にすると
10+(2+5)=17
答え  17ひき

動画を見せて考え方を確かめさせます


動画作成協力・・動くイラストフリー素材

(   )の中は、さきに計算することを教えます
ただし、式にかく時は、
10+(2+5)=7と書いた後に
10+7=17と書くことがないように教えます。
(  )かっこの中は 頭の中で計算します。

 上の二つの考え方を、おはじきや図を使って説明させると、数をまとめて考えるよさが少しずつ理解されます。

じゅんにたしても、まとめてたしても答えは同じです。


声を出して聞いてもらい、覚えると、
これからの勉強の役に立ちます

教え方2

 数や量の大きさの大小を、
等号(=)や不等号(><)を使って
式に表すことを教えます。

問題
120円もって、おかしを買いに行きます。
チョコパン は 50円 
あめ は 20円 
メロンパン は 80円
アイス は 70円 です

問題@
120円で、80円のメロンパンと70円のアイスは買えますか?


答え
120は、80+70より小さい数なので買えません。


「120は80+70より小さい」
ということを 式で表すと、
120<80+70

と 表します

< や > のきごうは 不等号(ふとうごう)といい、数の大小を 表します。
=は数が ひとしいことを 表します。

問題A
120円で、チョコパン50円と70円のアイスは買えますか?


答え
120は、 50+70と同じなので、買えます。    

120は50+70と同じことを
式で表すと、120=50+70 です。

は 左右の数量が等しいことを表していて「等号」(とうごう)と読みます。

問題B
120円で、20円のあめと70円のアイスは買えますか?

答え 
120は、20+70より大きいので買えます。         


120は20+70より大きいことを
式で表すと、
120>20+70
と書きます。

  
等号(=)や不等号( > < )は、
算数の勉強で重要なので、
2年生で覚えておくことが大切です。


練習問題


下の問題や教科書の練習問題で
おさらいをしましょう。

1.計算をしましょう
@16+(5+3)=
A13+(8+2)=
B64+(5+13)=
2.( )の中に<、>、=を入れて式を書きましょう
@80+30(   )110
A90(   )130−50
B90(   )190−100
C90 (   )50+80

答え
1.@ 24  A23  B82
2.@80+30=110
A90>130−50
B90=190−100
C90<50+80

保護者の方へ

 2年の「計算のじゅんじょ」の勉強は、加法の結合法則の勉強です。
 保護者の方も学生の頃、習った言葉だと思います。この言葉そのものは、教えませんが、2年生で意味を教えます。
 こうした基礎の積み上げの中で、高学年の勉強に進んでいきますので、家庭でのおさらいに取り組まれると効果的です。

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【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

 下記のような問題が、高学年は苦手ですので、指導の際に留意したいと思います。

問題
□の中にあてはまる数字の数あてをしましょう。

2□1261  答 7.8.9

42342□  答 2.1.0

1381□4  答 3.2.1.0

〜つめ込みの指導にならないために〜

 低学年は、特に、「レディネス」の考え方をふまえて、指導にあたりたいと思います。

 ずてぶん昔の算数指導では、かけ算の九九は、3年で定着でしたが、今は、2年生で確実に とされています。
 しかし、教え方としては、昔は、九九の暗唱を中心とした画一的なものでしたが、今は、算数的活動などを取り入れて、主体的に取り組むことを大切にしています。
 子どもの実態からみると、今も昔も早くすらすら言えるお子さんと、高学年になっても、すぐに九九が言うのが難しいお子さんもいます。
 では、大人になったらどうでしょうか。九九の暗唱を、毎日、猛練習していなくても使えるようになっています。

 ここで、教育心理学の「レディネス」を振り返っておきたいと思います。

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