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@1000までの数の表し方としくみ
A1000までの数の読み方と書き方
B1000までの数の大小比較 不等号の使い方
C10や100を単位としたたし算とひき算の計算
100を10こ集めた数が1000であるということを教えます。
そして1000から1つとった数が999ということに気づかせます。
数の直線を使いながら、次のことを気づかせます
100を 10こあつめた数は 1000です
1000より 1小さい数は 999です
800に あと200たすと 1000です
1000は 10を 100こあつめた数です
覚える練習をすると、これからの勉強がわかりやすくなります。
10を単位にした簡単なたし算やひき算のしかたを教えます。その後に、100を単位にした簡単なたし算やひき算のしかたを教えます。
問題@
40+70の計算のしかたを考えましょう。
40は 10が 4つあります。
70は 10が 7つあります。
あわせて 10が 4+7で 11こあります。
+
10が11こあるので、110です
しき 40+70=110 答え 110です
問題A
120−70の計算のしかたを考えましょう。
120は 10が 12こあります。
70は 10が 7こあります。
10のあつまりで考えると 12−7です
のこりは
10が5こあるので、50
しき 120−70=50 答え 50です
10のまとまりで考えると、計算ができることに気づかせます。
問題B
400+200の計算のしかたを考えましょう。
400は 100が 4こあります。
200は 100が 2こあります。
あわせて100が 4+2で6こです
+
100が 6こあるので、600です
しき 400+200=600
答え 600です
問題C
700−400の計算のしかたを考えましょう。
700は 100が 7こあります。
400は 100が 4こあります。
100のあつまりで考えると7−4です
のこりは
100が 3こあるので、300です
しき 700−400=300
答え 300です
100のまとまりで考えると、計算ができることに気づかせます。
買い物の場面の問題から、3けたの数の大小に気づかせます。
問題
おばあちゃんにプレゼントするクッキーをかいにいきました。お店ごとのねだんをくらべましょう。
いちばん高いのは、デパートです。わけは、百と十のくらいをくらべていちばん大きいからです。
いちばんやすいのは、コンビニです。わけは、百のくらいがいちばん小さいからです。
上のことから、次のことを教えます。
524が514より大きいことを 524>514 とあらわします 464が518より小さいことを 464<518 とあらわします |
大>小、小<大 の書き方を、もう一度確かめましょう。大きい方に記号の広がった方を向けます。
< や > のきごうは
不等号(ふとうごう)といい、
数の大小を 表します。
=は 数が ひとしいことを 表します。
不等号の向きと
大小の関係を覚えやすくするイラスト
下はこの単元で多くのお子さんが苦手と感じる問題です
参考にしていただければと思います。
最後に
2年生までは、一、十、百、千と 位が上がるにつれて言い方が変わることを勉強します。
3年生になると、万の数を勉強しますので、一万、十万、百万、千万と万を単位にした言い方になり、難しく感じるお子さんもいます。
4年になると「億」や「兆」を勉強しますが、普段の生活では、なじみがうすいので「億」や「兆」の大きな数を苦手とするお子さんもいます。
そこで教科書の練習問題でおさらいをしておくと、これからの勉強がわかりやすくなります。
【小学校の先生方への指導補足】
↑授業づくりや研究授業のヒントの参考にしていただければ幸いです。
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