コンパスを使って、円の模様づくりのしかたを教え、模様の美しさを味わわせます。
※コンパスの使い方アニメは前のページです
地図の中の長さを写し取る時に、コンパスを使うと、便利なことを教えます。
下の地図で、どんぐり公園のまわりの長さ(道のり)と、もみじ公園のまわりの長さ(道のり)と、どちらが長いか、コンパスを使って調べる方法を教えます
アニメを見て、地図からコンパスで長さをうつしとるやり方を学びましょう。
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
動画の一部↓
コンパスをはかりたい長さにあわせて広げ、そのまま別の線に移動して、線の上に長さの印をつけます。
順番にどんぐり公園の4つの辺を写し取ったら、もみじ公園のまわりも下の線に写し取ります。
こうして2つの公園のまわりの長さを、実際に公園に行かずに 調べることができます。
まわりの長さは もみじ公園の方が長いとわかりますね。
コンパスは、円をかくだけでなく、長さを写し取ることができることを理解させます。
身のまわりにあるまるい形を見せて、球を教え、球の性質を理解させます。
球をいろいろな方向から見てみましょう。
球をどこで切っても、切り口は円になります
下の図は球をまふたつに切った図です
この時切り口の円が一番大きくなります
この円の中心、半径、直径が
この球の中心、半径、直径です。
球の直径のはかり方
下のようにボールの直径をはかってみましょう
【1】したの かたちの なかで 球は どれですか
こたえ ( あ, い )
【2】直径5cmの ボールが、3こ入った箱の 横の長さは 何cmですか
しき 5×3=15
こたえ 15cm
1年生の「いろいろなかたち」の学習の中で円柱と球を似ている形(ころがる形)として扱っています。
その違いは、球は「どこから見ても円」という形ですが、円柱は「真上から見たときだけ円」という形ですと、説明しておくといいでしょう。
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子ども達は、これまでの生活経験から、円のことを、「まる」や「まるいもの」と漠然としたとらえかたをしています。
そこで3年生で「円」や「球」とは、どのようなものかを、授業を通して学んでいきます。
学校での教え方を基本に掲載していますので、一緒に読んであげて算数アニメを見せながら教えていただければと思います。
また教科書の練習問題で基礎の定着を図っていただければと思います。
また図形の勉強は、図形の美しさを味わわせることも大切にしたいと思います。
【小学校の先生方への補足】指導の一つの参考にしていただければと思います。
〜この「円と球」の単元は、図形の領域の学習ですので、次のことを特にとらえておきたいと思います〜
その1
各学年で扱う基本的な図形を、「どんな」観点に着目して考察するのかを明らかにする。
その2
図形の概念をとらえるために、図形の分析→図形の抽象→図形の統合の過程を大切にする。
その3
基本的な図形をスパイラルな内容で取り扱い、説明を位置付けた活動を大切にする。
その4
図形の学習を通して、図形の美しさを体感させる。
視点1
「円とは、コンパスでかいたような丸い形である」を理解させるために具体的な指導として、コンパスの使い方を教えながら円をかかせ、円の概念をとらえさせています。
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この時注意することは、コンパスは、指先の器用さが必要とされるため、お子さんによっては、扱いにくい面もあるので、数多く書かせることが大切です。
この活動を通して、コンパスが回転することに気づかせ、スムーズに回転する楽しさを味わわせることができます。
いろいろな大きさの円をかかせることによって、図形の美しさを味わわせるねらいにもつながります。
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