3年 円と球 3/3ページ
子どもの学習支援 わかる教え方byいっちに算数

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【小学校の先生方への補足】
つづき

〜「円と球」の指導で大切にしたいこと〜

視点2
「円」や「球」の概念をとらえさせるための「図形の分析→抽象→統合の過程」について

「円」や「球」の概念をとらえさせるためには、操作活動を取り入れたり、視覚的にとらえられる具体物を提示したりすることを大切にしたいと思います。
特に「円」や「球」の概念をとらえるために下記の活動を重視したいと思います。
○ コンパスを使って作図する。
○ 図形を折る、図形を切る、
○ 図形を重ねる、図形を並べる
○ 図形を敷き詰める
○ 図形をひっくりかえす

この活動を通して、子ども達は、図形を分析・抽象・統合し、図形の概念の理解を図るものと思います。

特に、「抽象」は、多くの形から、同じ属性の形を取り出すことです。この反対が、「捨象」です。
「捨象」は、多くの形を観察し、「同じ、違う」を見分けながら、違う形を外していく考えです。

視点3
「円」や「球」についてとらえさせたい基礎・基本について

○ 円のまん中の点を円の中心といいます。
○ 中心から円の周りまで引いた直線を円の半径といいます。
○ 円の中心を通って周りまで引いた直線を直径といいます。
○ 円の周りのことを円周といいます。
○ 直径は、半径の2倍です。

  

○ 1つの円では、半径はみな同じ長さです。
○ 球は、どこを切っても、切り口は円になります

〜文部科学省学力調査A問題から〜

下の問題は、文部科学省学力調査のA問題です。この単元指導の参考にしていただければと思います。

 先生方の授業づくりや研究授業の構想やまとめの参考になれば幸いです。

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