同じ数ずつ分ける分け方として、何人かに等分してわける考え方を教えます。
問題 チョコ12こを おなじ かずずつ わけます。 3人で わけると ひとりぶんは なんこですか 4人で わけると ひとりぶんは なんこですか 2人で わけると ひとりぶんは なんこですか |
考えが思いつかない時には、
下の算数アニメを見せながら、
ブロックに置き換えて
考える方法を教えます。
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
3人では ひとりぶんは なんこですか?
しき 4+4+4=12
こたえ 3人では、ひとりぶんは4こです
4人では ひとりぶんは なんこですか?
しき 3+3+3+3=12
こたえ 4人では、ひとりぶんは3こです
2人ではひとりぶんは なんこですか?
しき 6+6=12
こたえ 2人ではひとりぶんは6こです
問題文にはありませんが、6人で分ける場合も考えさせてみましょう。
2+2+2+2+2+2=12
で
答え ひとりぶんは2こ
と答えられたら ほめてあげましょう。
最後に
「おなじかずずつ」の勉強は、2年生のかけ算や3年生のわり算の勉強のもとになる単元です。
そこで、実際のあめや果物をブロックに置き換えて考えさせたり、確かめとしてたしざんの式で表す勉強をしています。
同時に、自分の考えを言葉で言えるようになることも大切です。
この学習は啓林館の教科書で扱っていますが、東京書籍の教科書では扱いません。1年生には少し難しい内容なので、お子さんが理解できなくても叱ったりせず、2年や3年でかけ算やわり算を習ったときに 振り返って学習してみましょう。
トランプのばば抜きなどのゲーム時にみんなに同じようにカードを配るとき、1まいずつくりかえし配っていくことを思い出させるといいですね。親子でトランプをして、カード配りを体験させましょう。(トランプの枚数は人数で割りきれない場合が多いので、必ずしも同じ枚数になるとは、限りません)
【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
この単元は、「わり算の素地」となる学習なので、その前に「かけ算の素地」をとらえさせたいと思います。
教科書問題の「かけ算の素地」の指導から
問題→子どもが3人います。
みかんを1人2個ずつあげます。
みんなで何個いりますか。
考え方1→おさらに2個ずつのせて6個です
考え方2→ひとつずつ数えてあわせて6個です
考え方3→2、4、6と数えて6個です
考え方4→2+2+2=6で、6個です
数図ブロックの操作活動が大切です。
2+2+2=6に気づかせ2年のかけ算の素地にしたいと思います。
「わり算の意味」として「等分除」
と「包含除」の違いを整理します。
〜「等分除」について〜
【等分除の問題から】
6個のあめを、3人におなじ数ずつ分けると、一人分は、 何個ですか。
上記の考えは、全体をいくつかに同じように分ける場合ですがこれを「等分除」といいます。
この時「等分除」の式の考え方は、
□×3=6の□にあてはまる数を求める計算になります。
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