1年 くり上がりのある たし算 その3
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

 【小学校の先生方への指導補足】
つづき

「繰り上がりのあるたし算」の「加数分解」と「被加数分解」の方法について

「加数分解」
たす数を分解する方法です。
【例】8+7=8+(2+5)=(8+2)+5=10+5=15
「被加数分解」
たされる数を分解する方法です
【例】8+7=(3+5)+7=5+(3+7)=5+10=15
【さらにこんな方法で考えるお子さんもいます】
【例】8+7=(5+3)+(5+2)=(5+5)+(3+2)=10+5=15
「加数分解」や「被加数分解」が苦手なお子さんは、「数えたし」で考える場合もあります。
【例】8+7を例にとると、8からひとつずつ、たしていく方法です。

2年生では、下記のような「(2位数)±(1位数)と(2位数)±(何十)」のたし算の学習を行いますので、1年の先生方は系統をとらえておくと指導の段階がわかります。

@(十何)+ (1位数)で繰り上がって20になる暗算 例:17+3
A(2位数)+ (1位数)で繰り上がって(何十)になる暗算 例:36+4
B(十何)+ (1位数)で、繰り上がって(二十何)になる暗算 例:17+4
C(2位数)+ (1位数)で繰り上がって(何十何)になる暗算 例:38+3
D(2位数)+ (何十)で繰り上がりのない(何十何)になる暗算
例:15+40
 これらのことを考慮して、くり上がりのあるたし算の指導は、楽しく基礎力を身につけさせることができればと思います。

先生方の授業づくりや研究授業の一つの参考になれば幸いです。

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