4年 折れ線グラフ 3/3ページ
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

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【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

その2
 折れ線グラフの読み方を理解し、グラフの特徴をとらえさせること

○ 表題や横軸、縦軸の単位などを見て、何を表したグラフかを知ること。
○ 教科書では、点と点を結ぶ直線が右上がりのときには増加、右下がりのときには減少を表し、水平なときには変化していないことを理解させるようにしています。
○ また、その傾きが急なときには変わり方が大きく、傾きが緩やかな時には変わり方が小さいということにも気づかせることがたいせつです。

その3 
 折れ線グラフの目盛りの幅や傾きに着目し、折れ線グラフがかけるようになること

○ 折れ線グラフをかく時には、最大値、最小値を確かめて目盛りをつけることや、変化の特徴がとらえやすいように、目盛りの幅を考えさせること
○ 特に同じ資料から作ったグラフでも、目盛りの幅によって、変化の特徴がとらえにくくなってしまうことに気づかせること
○ 場合に応じて、省略したグラフの書き方も指導すること

 上記のような「折れ線グラフ」の指導を通して、「数量関係」の領域の3つの構成(「@関数の考え」、「A式の表現と読み」「B資料の整理と読み」)の中では、特に次のことが大切になります。

関数の考え では→
 2つの数量に着目し、変化の特徴や対応のきまりをとらえたり、説明したりすること
資料の整理と読み では→
 調べる目的や方法を理解し、分類整理しながらグラフに表すことや、表やグラフから判断したり予想したりすること

授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

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