【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
〜「包含除」について〜
【包含除の問題から】
6個のあめを、3個ずつつ分けると何人に分けられますか。
上記の考えは、全体をいくつかずつに同じように分ける場合で、「包含除」といいます。
この時「包含除」の式の考え方は、
3×□=6の□にあてはまる数を求める計算になります。
このことをふまえて、教材化に向けた提示の仕方を考えたいと思います
〜包含除の問題の提示から〜
キャラメルが8個あります
一人に2個ずつあげると何人にわけられますか
結果の見通しとて、「何人にわけられるか」最初に聞いてみるとめあての把握につながります。
8個のキャラメルを2個ずつあげると、何人に配ることができるかを考させる時、下記のように、皿にキャラメルのかわりにブロック(半具体物)を2個ずつ載せる、操作活動を取り入れます。
キャラメルをわけた図
1年生は、数式は、取り扱いませんので、問題文を変えて操作活動に取り組ませたいと思います。
〜等分除の問題の提示から〜
12個のチョコレートを同じ数ずつわけます
3人にわけると一人何個ずつわけられますか
3人や4人に分けるとき、1人分が何個になるかを考えさせていきます。
そのために、チョコレートの代わりに、ブロックを用意し、一個ずつわける、次に2個ずつわける。さらに、3個ずつわける。4個ずつわけると
ちょうどブロックがなくなります。
1年生では、ブロックを使った操作活動で考えさせ、立式までは教えません。
先生方の授業づくりや研究授業の構想やまとめの一つの参考になれば幸いです。
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