1年 おなじかず ずつ 2/2ページ
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

前のページへもどる

教え方3

 同じ数ずつ分ける分け方として、何人かに等分してわける考え方を教えます。

問題
チョコ12こを おなじ かずずつ わけます。
3人で わけると ひとりぶんは なんこですか
4人で わけると ひとりぶんは なんこですか
2人で わけると ひとりぶんは なんこですか


考えが思いつかない時には、
下の算数アニメを見せながら、
ブロックに置き換えて
考える方法を教えます。




 
動画作成協力・・動くイラストフリー素材


3人では ひとりぶんは なんこですか?

しき 4+4+4=12
こたえ 3人では、ひとりぶんは4こです

4人では ひとりぶんは なんこですか?

しき 3+3+3+3=12
こたえ 4人では、ひとりぶんは3こです

2人ではひとりぶんは なんこですか?

しき 6+6=12
こたえ 2人ではひとりぶんは6こです

問題文にはありませんが、6人で分ける場合も考えさせてみましょう。

2+2+2+2+2+2=12

答え ひとりぶんは2こ 
と答えられたら ほめてあげましょう。



最後に

 「おなじかずずつ」の勉強は、2年生のかけ算3年生のわり算の勉強のもとになる単元です。
 そこで、実際のあめや果物をブロックに置き換えて考えさせたり、確かめとしてたしざんの式で表す勉強をしています。
同時に、自分の考えを言葉で言えるようになることも大切です。

 この学習は啓林館の教科書で扱っていますが、東京書籍の教科書では扱いません。1年生には少し難しい内容なので、お子さんが理解できなくても叱ったりせず、2年や3年でかけ算やわり算を習ったときに 振り返って学習してみましょう。

 トランプのばば抜きなどのゲーム時にみんなに同じようにカードを配るとき、1まいずつくりかえし配っていくことを思い出させるといいですね。親子でトランプをして、カード配りを体験させましょう。(トランプの枚数は人数で割りきれない場合が多いので、必ずしも同じ枚数になるとは、限りません)

前のページに戻る

1年生の目次へ戻る
「いっちに算数」の全体目次に戻る

【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

 この単元は、「わり算の素地」となる学習なので、その前に「かけ算の素地」をとらえさせたいと思います。

教科書問題の「かけ算の素地」の指導から

問題→子どもが3人います。
みかんを1人2個ずつあげます。
みんなで何個いりますか。

考え方1→おさらに2個ずつのせて6個です
考え方2→ひとつずつ数えてあわせて6個です
考え方3→2、4、6と数えて6個です
考え方4→2+2+2=6で、6個です
 
数図ブロックの操作活動が大切です。
2+2+2=6に気づかせ2年のかけ算の素地にしたいと思います。

「わり算の意味」として「等分除」
と「包含除」の違いを整理します。

〜「等分除」について〜

【等分除の問題から】
 6個のあめを、3人におなじ数ずつ分けると、一人分は、 何個ですか。
上記の考えは、全体をいくつかに同じように分ける場合ですがこれを「等分除」といいます。

 この時「等分除」の式の考え方は、
 □×3=6の□にあてはまる数を求める計算になります。

この続きはここをクリックして下さい

前のページに戻る

1年目次へ
トップへ戻る

Copyright 2019 いっちに算数 All Rights Reserved

inserted by FC2 system