【小学校の先生方への補足】
授業づくりや研究授業の参考にしていただければ幸いです。
こうした考え方をもとに、「ぬれる面積 ÷ ペンキの量 = 1dLで塗れる面積」の言葉の式から、分数÷分数の考え方に気づかせることができればと思います。
そしてこの言葉の式をもとに、整数倍の考えや面積図を使って考えさせることができればと思います。
特に大切なのは何分の一のいくつ分という考え方に気づかせるようにすることですから、算数アニメでもそうした教え方の構成にしています。
これらの学習を通してわり算の学習では、わる数は、整数・小数だけでなく分数も同じようにできることをとらえさせたいと思います。
さらにの計算では、言葉の式と数直線、関係図を使ってとらえさせるとともに、わり算の性質として、わられる数とわる数の両方に3をかけて1にして答えを求める考えに気づかせたいと思います。
最後に
「分数÷分数」の計算は、「わる数をひっくり返してかければとよい」と形式的に教える場合もあります。
しかし言葉の式や関係図、数直線を使って、整数や小数と同じように、分数でもわることができることを理解させることができればと思います。
理解に時間がかかるお子さんには形式的な計算だけでなく、「なぜそうなるのか」をていねいに指導していくとわかりやすくなると思います。そこで小人数授業などで工夫しながら個に応じる指導の充実が大切ではないかと思います。
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
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