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@ 整数÷小数の計算の考え方
A 小数÷小数の計算と筆算のしかた
B 小数のわり算で、わる数と商の大小関係
C 小数のわり算のあまりの出し方
D 小数の倍とわり算の関係
「小数÷小数」の筆算のしかたを筆算アニメを見せながら教えます。
その後、いろいろな「小数÷小数」の筆算のしかたを教え、教科書の練習問題などに取り組むとお子さんの理解が深まります。
小数のわり算 筆算のしかた@
3.77÷1.3の筆算のしかた
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わる数を整数に直すことがポイントです。
わる数もわられる数も10倍してから筆算します。
最後に商の小数点が割られる数と同じ位置にあることを確認させます。
またマス目のノートに書いて、筆算のしかたを確かめさせると間違いが少なくなります。
声を出して覚える練習をすると、この後の「いろいろなわり算の筆算」がわかりやすくなります。
小数のわり算 筆算のしかたA
1.84÷0.23の筆算のアニメを見て、実際に筆算させます。
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はじめにわる数の小数点に目をつけ
どちらも100倍します
最後は小数点はつけません
3.2÷1.28の筆算のしかた
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わる数1.28に合わせて
どちらも100倍する
割りきれるまで最後に0を加えて
わり算を続ける
商の小数点は、わられる数と同じ位置
小数のわり算 筆算のしかたC
5.3÷0.7の筆算のしかた
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↓
↓
商の小数点以下の位取りをしっかり見て、どこを四捨五入すれば、求める答えになるのか、考えさせます。
この計算では、の位で、四捨五入するとよいことを教えます。
小数のわり算Dあまりが出る場合
小数のわり算で
あまりのある筆算のしかたを教えます
次の計算は、特に間違いが多い計算ですので、あまりの小数点の位置を確認させながら教えたいと思います。
問題
4.28mのロープから 2.6mずつロープを切り取っていくと、何本のロープがとれますか?そして、あまりは何mになりますか?
4.28mのロープで2.6mが何本とれ、あまりがどれだけになるかを考えると図は、下のようになります。
上の図の考え方をもとに、式を立てると
4.28÷2.6
という式ができます。
そして下のように小数の筆算をします。
求めているのは本数なので、商は整数でなければなりません。
小数のわり算 筆算のしかたD
4.28÷2.6の筆算
商を1の位まで求め、あまりをだす
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両方を10倍して、商の小数点の位置を
確認しておきます
商は1(本)です。あまり(m)の小数点の位置は、元のわられる数の小数点の位置となることを確かめさせます。
同じようにあまりを出す筆算もやらせてみましょう。
5.3÷0.7の筆算で、商をの位まで求め、あまりをだす時の筆算のしかた
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※ あまりの小数点の位置は、元のわられる数の小数点の位置となることを確かめさせます。
小数のわり算で、わる数と商の大小関係に気づかせます。
下の計算をして、わられる数と商の大小をくらべましょう。
@ 200÷0.4=
A 200÷0.5=
B 200÷1=
C 200÷2.5=
D 200÷2=
答え
@ 200÷0.4=500 商の方が大きい
A 200÷0.5=400 商の方が大きい
B 200÷1=200 商と同じ
C 200÷2.5=80 商の方が小さい
D 200÷2=100 商の方が小さい
上の計算から、下のことを気づかせ、覚える練習をすると、わり算の答えの見当づけに役立ちます。
このことをテストの答えの見直しに使いましょう。
わる数>1の時 商<わられる数
わる数=1の時 商=わられる数
わる数<1の時 商>わられる数
5年生の「小数÷小数」の勉強は、多くのお子さんが難しく感じる計算です。そこで筆算アニメも見せながら筆算のしかたを教え、少しずつ理解が深まればと思います。さらに教科書の練習問題を通して、基礎力のアップにつなげましょう。
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