【小学校の先生方への指導補足】
つづき
〜「角柱と円柱」の指導で
大切にしたいこと〜
その3
「見取り図」は、立体を平面で表す方法であることをとらえさせます。
具体物に十分ふれさせる活動も大切ですが、念頭操作で考える子どももいます
みえない部分の辺を点線でかくことや、底面の対応する辺は平行にかくことを意識させたいと思います。
立体を紙(平面)に書くことを意識させますが、図形の観察の仕方には、質的な個人差があります。しかし、子ども同士の話し合いの中で、一般化をはかっていきたいと思います。
その4
「展開図」も、立体を平面で表す方法であることをとらえさせます。
○ 図形の構成要素
○ 位置関係 のとらえを大切にしたいと思います。
子ども達の話し合いの中で、展開図は、どの辺とどの辺が合わさるかを考えて書くなどの発言が引き出せたらと思います。
理解に時間がかかる子どもには、展開図の教材の実物を見せる方法があります。
【参考例として】
単元構成の工夫として
〜単元全体のめあて
「未来都市○○市の模型図を作ろう」〜
立体模型をつくるために、角柱や円柱について調べるという内発的動機づけを持たせます。
課題選択学習と順序選択学習を組み合わせて、それぞれのコースで角柱や円柱の性質や展開図を調べます。子ども達で分担して、保護者や地域に公開します。
このような公開研究授業等もよくあります。子どもの質的個人差に対応した授業であり、一斉指導から脱却した主体的な学びを追求した授業と言えます。このような授業に挑戦してみると子ども達は楽しくなるのではないかと思います。
〜文科省 学力テストの問題を紹介します〜
先生方の授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければと思います。
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