4年 式と計算の順じょ 
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子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の参考にしていただければ幸いです。

【(  )を使った式づくりによる動機づけについて】

1ページ目では、
@順にひく考え 500-160-80=260
Aまとめてひく考え
160+80=240   500-240=260
このことを提示した後に、「まとめてひいて、一つの式になるには、どうすればいいか」と考えさせる内発的動機づけを大切にしています。
 そして ( )を使った式では( ) の中を先に計算することをとらえさせています。
 さらに列車の座席の問題も( )を使った式では( ) の中を先に計算することをとらえさせています。

【「四則計算の式の表し方と順じょ」の指導について】

1ページでは、次の計算のしかたに気づかせ、(   )を省いてよい理由をとらえさせています。

500-(80×3)=250-80×3=260
200+(360÷2)=380
→200+360÷2=380
(150×3)+(240×2)=930
→150×3+240×2=930

また下の式の計算をしたわけを、説明することで、きまりを見つけていく指導を大切にしたい思います

そして下の計算のきまりをとらえさせることが、この単元の1つの山場でないかと思います。

計算の順じょのきまり 3つの約束

(1) 原則・・・計算は、左から順にする。
(2) ( )のあるときは、(  )の中を先にする。
(3) + − 、× ÷とでは、×
 ÷ を先にする。

【「分配法則」「交換法則」「結合法則」の指導について】

○機械的に「式のきまり」を教えるのではなく、式の場面をとらえさせたいと思います。
○下の計算のきまりを理解させた後の練習問題を使った習熟を大切にしたいと思います。特に少人数授業は効果的と考えます。

【計算の間の関係の指導について】

 □を使った計算の答えの求め方は、これから頻繁に学習していきますので、子ども達の考えの交流を通して、理解を深めさせることができればと思います。

最後に
 四則計算の混合算は、苦手と感じるお子さんも多くいます。特に、高学年や中学の数学では、頻繁に出題されますので、小人数授業などを通して、個に応じる指導の充実が図れればと思います。
 授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

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