【小学校の先生方への補足】
つづき
「表とグラフ」の指導で、大切にしたいこと
その1
子どもの身近な生活場面から表やグラフを意識させたいと思います
このことから、意欲・関心を高める掲示物の提示や調べる目的意識をもたせることを大切にしたいと思います。
取り上げたい題材についての例
○好きなスポーツの人数調べ
○図書室で借りられた本の数
○特定のおかしの店ごとのねだん
○学校前を通る乗り物調べ
○学校のけがの人数調べ
その2
「表づくり」では、資料の分類・整理のために次の観点を大切にしたいと思います。
○ 目的に応じた観点の整理をすること
○ 落ちや重なりがないようにすること
○ 資料の中の数量は「正」で表して、表に整理すること(参考・6年{資料の整理})
その3
「ぼうグラフ」の指導では、ぼうグラフのよさを味わわせることが大切です。「見やすい、わかりやすい、早く調べられる」を実感させるために、次のことに留意したいと思います。
○ グラフのタイトル(表題)の意味をとらえさせます。
○ グラフの縦軸と横軸の数量や項目、目盛りの意味をとらえさせます。
○ 目盛りの最大と最小の意味をとらえさせます。
○ それぞれの項目の数量の差を読ませ、意味を考えさせます。
○ 棒グラフをみることを通して、全体の傾向を考えさせます。
その4
一次元の表を組み合わせた二次元の表を、生活場面から考えさせて作成させると理解が深まります。そして、その二次元の表をグラフで作成し、保護者会などで発表すると、総合学習に発展させることができます。
最後に
先生方の授業づくりや研究授業の一つの参考になればと思います。
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