2年 かさ 3/3ページ
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

〜かさの学習は、長さの学習と同様に、直接比較・間接比較、任意単位の学習、普遍単位の学習の流れで指導します〜

下の入れものは、どちらがたくさん水がはいりますか?

   

上の図のように、水の量すなわち体積は、長さと同様に、比較という操作活動を通して導入するのがわかりやすいと思います。
かさの調べ方として、一つの入れ物に、水を入れておき、もう一つの入れ物に水を移し替える方法があります。水があまれば、「かさが大きい」ことがわかり、水が一杯にならなければ、かさが少ないことがわかります。

  

今度は、別の容器を用意して、何杯とれるかで、水のかさを調べる方法があります。
この時、大切なことは、先生が調べ方を教えるのではなく、子ども達に、この調べ方を考え出させることが大切です。そして、L(リットル)という普遍単位を理解させます。

〜いつでも、どこでも、かさの量を調べられる普遍単位のよさを測定の体験活動を通して学ばせたいと思います〜

「かさ」を量る計器として、「リットルます」や「デシリットルます」を教えながら、かさの量を測る活動を大切にしたいと思います。

こどもたちは、この水のかさの体験学習を通して、「量の3つの原則」を学んでいます。
@ 量は、なくならないこと(量の保存性)
A 量は、たしたり、ひいたりできること。(量の加法性)
B 2つの物体(量)は、同時に、同じ場所を占めることはできないこと
(量の物体の不加入性)

◎ 教室が、水浸しになる時があるので、ビニールシートを敷いて、授業を行うといいでしょう。

先生方の授業づくりや研究授業の構想やまとめの一つの参考になれば幸いです。

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