「テストがよかったら、こづかい増やすね。悪かったらゼロよ」という勉強のさせ方があります。
こうした方法は、報酬や懲罰などで意欲を持たせるので、「外発的動機づけ」と言われています。
これとは反対に「内発的動機づけ」という勉強の意欲の持たせ方があります。
それは、勉強を教える時、
@「なぜだろう?」
A「不思議だな?」
B「調べてみたいな!」
C「試してみたいな!」
D「生活の中で使えるかな?」
と勉強の最初に思わせる方法です
3年生「一億までの数」の勉強では、最初にこんな写真を見せます。
イチョウの葉っぱがいっぱいあります。
何枚あるのかな?1万枚より多いかな?
そして「1万枚より多い葉っぱを数えるにはどうするのかな?」と投げかけます。
1年生「ながさくらべ」の勉強では最初に、こんな場面を見せます。
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
そして「このえんぴつは、どちらが長い?」と投げかけます。
4年生「平行と垂直」の勉強では、最初にこんな窓の絵を見せます。
そして「この窓には、なん個の平行があるかな?垂直は?」と投げかけます。
皆さんは、講演会などに行かれた時、話がとても上手な方に出会うことがあると思います。そういう講演者の多くは、最初の話の始め方が上手です。「この講演者の話をもっと聞いてみたいと思わせるもの」を持っています。
これを「つかみが、うまい」ということがありますが、その多くは、内発的動機づけを意識した話し方です。
このようなことを考えて「いっちに算数」では、各学年の内容に合わせて、勉強をしたいと思わせる工夫をしています。詳しくはこちら
家庭で教えられる時には、その工夫を利用していただければと思います。
先生方には、単元導入の教材化のヒントとして参考にしていただければと思います
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