6年算数
文字と式
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

元となる学習
3年 □を使った式
4年 式と計算の順序
4年 変わり方
5年 変わり方

お子さんの理解度によっては、上のリンク先でおさらいすることが効果的です。

@数や量の関係を文字を使って式に表す意味
A物の個数や値段の求め方を、などの文字を使って式に表したり、数をあてはめての値を求めること
B数や量を表す言葉や□や△などの代わりになどの文字を用いること
C生活場面で、文字を使った式を用いるよさ


教え方1

これまでに学習した「□や△を使った式」を思い出させて、問題の数量を○、△を使って式を立てさせます。

問題1 
クッキー3この代金が クッキー1このねだんによってどのように変わるかを調べます。


20円のクッキー3こ では
  
20×3=60
30円のクッキーでは
 30×3=90
40円のクッキーでは
 40×3=120
50円のクッキーでは
 50×3=150

クッキー1このねだんを□円とすると、3この代金△は、下のように表すことができます
□×3=△

上の問題は、□や△を使って、数や量の関係を式に表していますが、□や△の代わりに、文字の(エックス)や(ワイ)を使うことを教えます。

教え方2 

文字を使った式の表し方と意味を教えます。

問題2 
クッキー1この値段を円、3この代金を円として、の関係を式で表しましょう
式の考え方→ ×3=

問題3 に50円をあてはめて、上の式を使って代金を求めましょう
50×3=150 
答え 150円

上の式で、=50とすると=150です
この時、にあてはめた数50をの値(あたい)といいます。
上の式で、150を の値50に対応するの値といいます。

教え方3 

文字を使った式の練習問題をさせます。

練習問題@
×3=の式で
の値を70、80とした時の、それぞれのに対応するの値を求めましょう

練習問題A
×3=の式で
の値が60、300となるの値を求めましょう

の値に対応するの値を求めます
練習問題の答え@
=70の時、70×3=210
 =210
=80の時、80×3=240
 =240

の値に対応するの値を求めます
練習問題の答えA
×3=60  =20

×3=300  =100

ここまでの内容を動画でたしかめましょう



    動画作成協力・・動くイラストフリー素材


教え方4 

文字を使った少しむずかしい式を考えさせます。

問題3
同じ値段のえんぴつを5本と90円の消しゴムを1個買います。
えんぴつ1本の値段を円、代金を円として、の関係を式で表しましょう

教え方
鉛筆5本の値段+消しゴムの値段
=代金 となることをとらえさせます

上の考え方を使って、これを式で表すと
×5+90= となります

動画で上のことを確かめましょう


動画作成協力・・動くイラストフリー素材

問題4
上の式の考え方を元に、 鉛筆1本の値段を50円、60円、70円、80円、とした時、それぞれに対応するの値を求めて、表にかいてみましょう

=50の時、50×5+90=340
  =340 (円)
=60の時、60×5+90=390
  =390 (円)

となることをとらえさせます
問題4の答えは次のような表になります。


の関係を式に表したり、の値との値を求めて、表に表すことを練習させましょう。


問題5 
下の図のように、同じ値段のケーキを3個と、200円の箱を1箱買いました。代金はケーキ1個のねだんによってどう変わるか考えましょう。

ケーキ1個の値段を円、代金を円として、の関係を式に表すことを考えさせます。

(ケーキ1個の値段)×3+(箱の値段)=代金 
となることをとらえさせます

式で表すと
×3+200= となります

問題6 
上の問題で、代金が680円だったそうです。何円のケーキを買いましたか?

教え方
×3+200 にケーキの値段をあてはめてみます

=100の時、100×3+200=500
=120の時、120×3+200=560
=140の時、140×3+200=620

=160の時、160×3+200=680



=160の時、=680になるので
ケーキの値段は160円だとわかります。

【答え 160円のケーキを買った】


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