【小学校の先生方への補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
【樹形図をわかりやすくするために】
【場合の数の調べ方→並べ方】
問題Bから
その1
問題の指導にあたる時、どのように枝分かれをするかを図を使って説明します。
その2
樹形図の順番について、問題Bでは「第1走者、第2走者」など順番の名前を考えることに気づかせます。
その3
同じものをいくつも書くことになる場合を教え、その場合は、省略することを教えます。さらに、樹形図を使うと「落ちや重なり」を防げるよさに気づかせたいと思います。
【いろいろな場合を考えさせる指導】
その1
起こりうる場合を順序よく整理するには、簡単な図を書いて考えさせたいと思います。図を書かせることで、
目的や手段、費用の考え方やあてはまる条件の整理がついていきます。
【簡単な図の例】
その2
費用や要する時間などの観点がなにかを問題を、解く中で考えさせたいと思います。
その3
樹形図の規則性を考えさせるには、アルファベット順や、数字順に書かせたいと思います。アトランダムに書かせると規則性がわからなくなる時があります。
最後に
本単元では、目的に応じて資料を分類したり、表に整理するために、「変わり方の規則性」や「2つの数量の関係性」について理解させることを大切にしたいと思います。
さらに、この学習が中学の確率の学習につながっていきますので、生活場面で子どもたちの経験を生かして、落ちや重なりがないようにする考え方をとらえさせることができればと思います。
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
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