この勉強には「公倍数・公約数」の完全な理解が必要です。理解不十分なお子さんには、まずこちら(公倍数・公約数)でおさらいさせましょう。
@ 等しい分数の意味とつくり方 A 約分・通分の意味と約分・通分のしかた B 分数のたし算とひき算の意味と計算 C 分数と小数の混合計算 D 時間の分数表示 |
@とAについてはこちら
Bについてはこちら
ここではCとDについて教え方を解説します
分数と小数が1つの式の中に混じっている場合の計算方法を教えます。
問題@ 次のような計算のしかたを考えましょう。
動画を見せます
分数と小数が混じった計算は、小数を分数に直してから分数どうしの計算をします。
答えの分数が約分できるときは必ず約分します。
約分がわからないお子さんには前のページを見せておさらいをさせましょう。
※両方とも小数に直して計算する方法もありますが、などは、小数に直せないので、分数に統一して計算します。
ですが、+0.5を0.25+0.5と直して
答え0.75とする解答も正解です。
帯分数と小数が混じった計算もやりかたは同じです。次の問題を解かせてみましょう。
答え
正解できたらほめてあげましょう
※上の問題では1.5+0.7と、小数に統一して計算して、答え2.2 と解答しても正解です。
時間を分数であらわす方法を教えます。
円を2等分、3等分、4等分・・・すると下のようになります。
時計も文字盤のあるところで分割すると 12等分できるので 5分10分15分・・・は次のような分数の時間であらわせます。
下の図のように 分母を12にして5分刻みの時間を分数で表すと、約分できる分数の時間が多くあります。
上の表を見せないで、時計の文字盤を見せて、下の問いに答えさせましょう。
問い
@30分は分数で表すと 何時間ですか
A45分は分数で表すと 何時間ですか
B70分は分数で表すと 何時間ですか
答え
世の中には、デジタル時計よりアナログ時計の方が多いので、時計をパッと見て、「時間経った」、とか 「待ち合わせの時刻までにあと時間あるな」、とか思えるようになることは、割合の考え方から見ても大切な感覚です。
特に30分=時間、15分=時間という分数時間は、覚えさせておきましょう。
4分の1というと100のは25なので、時間が25分とまちがえることがよくあります
時間は60進法なので、時計の文字盤を思い出させて1時間の4分の1をさす針は、15分、30分、45分の位置にあることに気づかせましょう。
まとめの動画を見せます
1時間=60分と考えると下のようにも表せます。
問い 29分は 分数で表すと何時間ですか
答え↓
問い 33分は 分数で表すと何時間ですか
答え↓
※60も33も3でわれる数です
時間は60進法だということと、約分できる分数は約分を忘れないように注意します。
答えがあっていたらほめてあげましょう。
教科書の分数の計算の練習問題をたくさん解いていくと、さらにお子さんの理解が深まります。
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