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問題文に示された条件から、表を用いて、2つの見方から分類・整理して、問題を解く方法を教えます。
問題@
1組25人と2組23人で、バス遠足に行くことになりました。
アンケートで、おやつのおかしの注文をとったところ、下のようになりました。
チョコレートを選んだ人・・・・・・30人
キャラメルを選んだ人・・・・・18人
このうち、
1組でチョコレートを選んだ人は、17人でした。
2組で、チョコを選んだ人は、何人ですか?
また、1組、2組でキャラメルを選んだ人は何人ですか?
1.最初に条件にあった表をつくります
2.次に問題文の数字を入れます
@からCの求め方
わかりやすいところから求めます
@は、25+23で、48人となります。
Aは、25-17で、8人となります。
Cは、18-8で、10人となります。
Bは、23-10で、13人となります。
3.表の人数は、下のようになります。
答え
2組で、チョコレートを選んだ人は、13人
1組で、キャラメルを選んだ人は 8人
2組で、キャラメルを選んだ人は 10人
上の問題の解き方を基本にして、表にあらわして考える方法を覚えておくと、似たような問題が解きやすくなります。
次の問題を解いてみましょう。
問題A
クラスで、野菜の好き・きらい調べをしました。表を作って、あてはまる人数をかきましょう。
学級の人数・・・・・・・・・37人
ピーマンが好きな人・・・・・23人
にんじんが好きな人・・・・・30人
両方ともきらいな人 ・・・・・ ・3人
最初に条件にあった表をつくります
次に問題文の数字を入れます
@〜Dの人数を求めましょう。
わかりやすいところから求めましょう
Cは、37-30で、7人となります。
Bは、7-3で、4人となります。
Dは、37-23で、14人となります。
Aは、14-3で、11人となります。
@は、23-4で、19人となります。
答えは、下のようになります。
できていたら、ほめてあげましょう
まとめの練習問題を通して、「調べ方と整理のしかた」のおさらいをしましょう。
練習問題@
練習問題@の答え と とき方
最後に
「調べ方と整理のしかた」の勉強では、普段の生活の中で、表を使って考えると便利であるということに気づかせたいですね。
そして、落ちや重なりがないかを調べるために、表の横や縦に気をつけて考えさせたいと思います。
特に「教え方3」のような基本問題を理解させ、教科書の練習問題に取り組み、基礎力を少しずつ身に付けていただけたらと思います。
【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
この単元では、次の三点の指導を大切にしながら、二次元の表の便利さを理解させたいと思います。
○ 二次元の表は、どんな時使うと効果的か をとらえさせる。
○ 表の縦と横に着目して、二次元の表で表すことができるようにする。
○ 二次元の表から、落ちや重なりがないか考えるさせる。
単元の目標
関心・意欲・態度
身の回りの事象について問題を見出し、資料を分類・整理して、表やグラフに表そうとする。
数学的な考え方
資料を観点別に整理する方法を考えたり、表を活用して問題解決を図ることができる。
技能
2つの観点から事象を整理し、表にまとめることができる。
知識・理解
資料の分類・整理の仕方や表のまとめ方がわかる。
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