4年 小数×整数 小数÷整数(3)
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

【「小数×整数」筆算のノート指導のポイントについて】

◎ ケタを揃えて書く 
◎ 末尾を揃える
◎ 小数点は後でつける
◎ 繰り上がりの数を正確に書く
◎ かけ算は、ノートの左側に数字が広がるので、書く所に余裕を持たせる
◎ 丁寧なノートを掲示して誉める。

【答えの小数点以下の0は取ることを徹底することについて】

高学年では、答えの小数点以下の0は取ることを忘れている場合がよくあります。また、小数点の打ち間違いがないか、最後に見直すよう、繰り返しの指導が大切です。問題としては、0.98×50のような場合のことです。

【小数÷整数→0.6÷3の場合の計算の意味の指導から】

0.6・・・・・0.1が6個
0.6÷3・・・0.1が(6÷3)
0.6÷3=0.2 となる

文章問題で、言葉の式を考えさせますが、一つの例として
全体の量÷人数=一人分の量
などがあります。
ここで、0.6÷3を
立式させるために言葉の式を考えさせることが大切であると思います。

【(整数、小数)÷整数 2÷4の場合の計算の意味の指導から】

2÷4の計算は、2は、このままではわり算できないという内発的動機づけを大切にしたいと思います。
2・・・・・0.1が20個
2÷4・・・0.1が(20÷4)
(20÷4は5だから)
2÷4=0.5 となる
線分図を使いながら、2は0.1が何こあるか考えさせることがポイントです。

【小数÷整数の筆算のしかたで特に大切にしたいこと】

小数点の位置を確かめさせることが大切です。整数と同じ計算ですが、わられる数の小数点に位置をそろえて、小数点をうつことを繰り返し指導したいと思います。

【商が整数の位に立たない場合の筆算で、特に大切にしたいこと】

一の位に商がたたない時は、0ゼロを書くことを指導します。

【 商に空位の0が立つ筆算で、特に大切にしたいこと】

0をかくことをわすれないように指導します。

最後に
 この単元は、これからの算数・数学の基礎になる学習と思います。しかし、そういう中で、苦手と感じるお子さんもいますので、特に、小人数授業でのきめ細かい指導が大切になると思います。
このページが、先生方の授業改善に向けての一つの参考になれば幸いです。また研究授業でもよく扱われる単元ですので、教材化や研究のまとめなどにも参考にしていだけたらと思います。

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