@ 小数×整数、小数÷整数の計算の意味
A 小数×整数、小数÷整数の計算のしかたと筆算
B 小数のしくみや計算のきまり
C 生活場面での小数の計算のよさ
小数の勉強が苦手なお子さんには、「3年の小数」のふりかえりと4年1学期の「小数」のふりかえりをしておくと、ここの勉強がわかりやすくなります。上のリンク先を参考にして下さい。
整数×整数の計算を元に、小数×整数の計算のしかたを教えます。
問題1 牛乳1L入りの牛乳が6本あります。全部で牛乳は何Lですか?
1L 1L 1L 1L 1L 1L
式 1×6=6 答え 6L
ことばの式
1本の量×本数=全体の量
これは、数量がどんな数であっても変わりません。
上の整数×整数の考え方を使って、下の小数×整数の計算のしかたを考えさせます。
問題2 0.2L入りの牛乳が6本あります。全部で牛乳は何Lですか?
0.2L 0.2L 0.2L 0.2L 0.2L 0.2L
式 0.2 × 6 =
言葉の式
1本の量×本数=全体の量
答えを出すために、2つの方法があることにを気づかせます。
方法1
0.2Lは0.1Lが2こです
0.1Lのいくつ分かで考えると
2×6=12 で
0.1Lが12こ分ですが
0.1Lが10こで1Lですから
0.1Lが12こ分では、1Lと0.2Lで1.2Lです
だから 0.2×6=1.2
答え 1.2L
方法2
0.2Lは 2dLです
dLで考えると 2×6=12で12dL
12dLは 1.2Lなので
0.2×6=1.2
答え 1.2L
2つの方法に気づかせたら、次のことを整理します。
小数のかけ算は、0.1のいくつ分という考え方で、整数のかけ算と同じように計算することができる。
声に出して少し覚える練習をすると、これからの勉強に役立ちます。
小数×整数(1けたの数)の筆算のしかたを教えます。また、間違いが多い計算についても説明します。
3.4×6の計算のしかたを教えます。
3.4は、0.1が34こです
3.4×6は、0.1が(34×6=204)こ
答 20.4
となるのが理解できたら、下の動画で筆算のしかたを教えます。
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
教科書の練習問題に取り組むと、少しずつ基礎力がついていきます。下の問題のように、よくまちがえる問題があるので、丁寧に教えていきたいと思います。
答えで小数点より右に0がある場合は
0を消して整数の答えにします
小数×整数(2けたの数)の筆算のしかたを教えます。また、間違いが多い計算についても説明します。
1.4×23の計算のしかたを教えます。
整数の時と同じように
14×23=322と考えて筆算すると
14は、1.4×10なので
答えの322の数字を10でわります。
すると答えは、32.2となります。
そこで、下の図を使って筆算のしかたを教えます。
小数のかけ算の筆算は、はじめに
14×23の計算と同様に筆算します。
答えが出たら、答えの小数点は、
かけられる数の小数点の位置と同じ位置
につけます。
・小数点より右に0がある場合は消して整数にします
・かけられる数の中に0があるときは、筆算の位置に注意します。(0×何の計算は飛ばします)
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次は「小数÷整数」の計算です。
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