この学習は3年の「表とグラフ」「□を使った式」4年の「調べ方と整理の仕方」の学習を元に積み上げる学習です。以前の学習が不完全なお子さんは、リンク先でおさらいしておきましょう。
1.2つの量の関係を表に書いて調べること 2.変わり方の表の書き方 3.変わり方のきまりの見つけ方 4.変わり方のきまりを使って、片方の量が変化したときのもう一方の量を予測すること |
下の問題を読んで、2つの量の変わり方を表に書かせます。
問題
12本のぼうを使って、長方形や正方形を作ります。たてのぼうの本数とよこのぼうの本数を表に書きなさい。
表の書き方
(1) 2だんの表をつくる(右はとじない)
(2)たての本数とよこの本数という文字を書き込む
(3)たての本数を1.2.3・・・と1ずつ、ふやしていき、よこの本数の変わり方を調べて書き込む。
(4)表が全部書けたら、2つの量の間にあるきまりを見つけさせる。
(変わらないものは何かに気づかせましょう)
下の動画で問題の意味を確かめましょう
動画作成「動くイラストフリー素材」
次に 表の書き方と
きまりの見つけ方を確かめましょう
完成した表の例
表を見て、たてとよこの数をたすと
いつも6になるということを
見つけられましたか?
上の動画のように「ことばの式」や「△や○を使った式」で表すことも教えます。
ことばの式 と △や○を使った式
お子さんがここまで理解できたら、教科書の練習問題を解かせてみましょう。
表の書き方がわからないお子さんには、上の動画をくり返し見せて、どんな表を作ればいいか、考えさせましょう。
変わり方を調べるには、表を書くとわかりやすいということを とらえさせてください。
一辺が1cmの正方形の色板を、階だんのようにならべていきます。
「だんの数」と「まわりの長さ」にどんなきまりがありますか。表を書いてしらべましょう。
問題の意味をアニメで理解させましょう
きまりを見つけたら□にあてはまる数を答えさせます
きまりその1
だんの数が1ずつふえると
まわりの長さは□ずつふえる
答え □は4 いつも4ずつふえる
きまりその2
だんの数を□倍すると、まわりの長さの数になる
答え □は4 いつも4倍になる
きまりを使って 5だんのときのまわりの長さをもとめましょう。
きまり1を使うと
4だんの時 まわりは16cmだから
5だんの時は 16+4 で 答え20cm
きまり2を使うと
いつもまわりはだんの数の4倍だから
5×4=20 答え 20cm
図を書いて確かめましょう
では、20だんのときは、まわりは何cmになりますか。
きまり1は、19だんの時のまわりの長さがわからないと、もとめられません。
きまり2は、「まわりの長さはいつでもだんの数の4倍」というきまりなので
だんの数を○
まわりの長さを□
とすると
○×4=□ という式ができます。
20だんのときは○が20なので
20×4=□ となります。
だから
20×4=80 で 答え 80cm
まわりの長さが48cmのとき、だんの数はいくつですか。
○×4=□の式の□=48なので
○×4=48
○=48÷4 でもとめられるので
○=12
答え 12だん
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