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(一億を超える数・大きな数の計算へ)
大きな数のかけ算(3けた×3けた)の筆算のしかたを教えます。
最初に3年生の学習(3けた×2けた)の計算のしかたを思い出させます。
おさらいしましょう↓
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3けた×3けたの考え方や筆算のしかたも基本的には同じです。
※3けた×2けたの筆算の教え方はこちら↓
「3年 3けた×2けたのかけ算」
この考え方を使って、275×125の筆算のしかたを考えさせます。
お子さんの考えを動画で確かめます
275×125の筆算と考え方は
次のようになります
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次に214×806の計算のように、十の位に0がある計算のしかたを考えさせます。
214×806の筆算は、次のようになることを教えます
214×806の筆算のしかた
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教科書の練習問題をすると
これからの勉強に役立ちます
その2
24×35=840です
次の答えをもとめましょう
①2400×3500
②24万×35
③24万×35万
④24億×35万
① 840万 (8400000)
② 840万 (240000x35)
③ 840億 (240000x350000)
④ 840兆 (2400000000x350000)
新聞やニュースでは、下のように3けたずつ区切った表し方をよく見ます。
↓日本の人口の多い県
世界では3けたごとに区切る表し方が標準なので日本でも3けたごとに区切る場合が多いです。
ものの値段なども3けたごとに区切って表示しています。
この場合、右から「千」「百万」「十億」のところに「カンマ(,)」があると覚えておきましょう。
12,345,678,900円は
百二十三億四千五百六十七万八千九百円です。
4けたずつに区切ると
123,4567,8900となります。
「カンマ(,)」は、小数点に似ていますが、大きな数を読みやすくするための記号で、数字の中に入っていても読み飛ばします。「コンマ」と読むこともあります。
最後に
4年生の「1億をこえる数」は、普段の生活となじみが薄い数となりますので、難しく感じるお子さんもいます。 3年生で、万の位から千万の位までのおさらいをしながら、教えることを大切にしたいと思います。
また教科書の練習問題に取り組んでおくと5年生の勉強に生かすことができます。少しずつ基礎を身につけていただければと思います。
【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
「億」や「兆」は、子どもは、あまり接することのない数です。そのために理解に時間がかかる子どももいます。そこで、T・T授業などで 「万」の単位の振り返りの学習をすると、理解に時間がかかる子どもに対しても効果的です
【万の数など、子どもが理解しにくい時に】
2年生までは、一、十、百、千と位が上がるにつれて言い方が変わってきましたが、万からの数は、一万、十万、百万、千万と万を単位にした言い方になり、これも理解しにくい面もあります。しかし、億も同様に、一億、十億、百億、千億というふうに億を単位にした言い方になりますので、関連させて指導すると理解しやすくなります。
【10倍した数、100倍した数について】
どんな数でも、10倍すると、位が1つ上にあがり、右はしに0を1個つけたした数になること、さらに、どんな数でも、100倍すると、位が2つ上にあがり、右はしに0を2個つけた数になることを確かめさせたいと思います。
【10倍でわった数について】
一の位が0の数を10でわると、位が1つ下がり、一の位の0をとった数になることも確かめさせたいと思います。
※このページの動画は以下のサイト様に協力をいただいています。
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