2けたでわるわり算の筆算3
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

○「商が1けたになる筆算」は、図で説明することが効果的です
・2位数でわることは、新しいわり算であることをとらえさせ、図を使うと理解しやすくなります。そのために、算数アニメを使って説明し、1けたのわり算と同じように、「たてる かける ひく」を習得させたいと思います。

○(3位数)÷(2位数)の筆算で、「商の見当づけ」を意識させます。
・「商はどの位から立つか」を意識させることが大切です。 そのために、2けたのわり算と同じように、「たてる かける ひく」をとらえさせます

〜「仮商の立て方」が上手になると、「わり算」が得意になります〜

 子ども達がいろいろな方法で「仮商」を立てていることをおさえておきたいと思います

例その1
252÷36の場合」の仮商の立て方

 252を十の位で四捨五入する300
 36を十の位で四捨五入する40
 300÷40で見当をつけて、商は7が立つ

例その2
252÷36の場合」の仮商の立て方
 252の2を捨て250とする
 36の6を捨て30とする
 250÷30で見当をつけて、商は8が立つ

見当をつけた商のなおし方は、板書でとらえさせたいと思います
・見当つけた商が大きすぎた時の1回の修正の仕方
・見当つけた商が大きすぎた時の2回の修正の仕方
このことを板書で説明するとわかりやすくなります。

「わり算の性質」は、5年の小数の割り算6年の分数の割り算で学習する重要な内容ですので、この単元で基本をとらえさせたいと思います。

・「わり算の性質」→わり算では、わられる数とわる数に同じ数をかけても、同じ数でわっても商は同じになります。

・上記のことを指導した後に、再度、「わり算の性質」の問題場面を使った説明をさせると理解が深まります。教科書によっては、そういう扱いをしているものもあります。

最後に
 この単元は、4年の中盤に扱われることが多い単元ですが、小数・分数・概数の勉強と共に、子どもによっては、難しく感じる単元でもあります。
 小人数授業など個に応じる指導の充実を図りながら、先生方の授業づくりの参考になればと思います。

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