わり算は2けたの数でわる段階になると、とたんに難しくなります。ここでは、やさしい問題から順を追って、わり算の考え方を説明しながら、2けたでわるわり算の筆算の教え方を紹介しています。
わり算の勉強を忘れている時は、
前にふりかえって教えると効果的です
3年「わり算」「あまりのあるわり算」
4年「1けたでわるわり算の筆算」
@ 2けたや3けたの数÷2けたの数 の計算の意味と筆算のしかた
A 2けたや3けたの数÷2けたの数 の計算で、あまりのある筆算のしかた
B 4けたの数÷2けたや3けたの数 の筆算のしかた
C わり算の性質とその性質を使った計算の工夫
やさしい問題から順々に2けたでわるわり算のしかたを考えさせていきます。
商の見当付けの基本となる考え方です。
※商…わり算の答え
あゆみさんは、60円持っていて、1こ10円のチョコを買います。
チョコは、何こ買えますか?
60円
1こ10円
式 60÷10=6
答え チョコは6こ買える
チョコ1こと10円玉1つが対応しているので理解しやすい問題です。
では、次の問題を考えさせます。
60円で1こ20円のチョコを買います。
チョコは、何こ買えますか?
1こ20円
式60÷20=
10円玉6枚で考えさせます。
10円玉2枚で、チョコは1こ買える。
=
10円玉6枚で、チョコは3こ買える
このことを式で表すと、
60÷20=3
答え チョコは 3こ買える
上の考え方を使って90÷20の答えを求めます
90円持っていたら、1つ20円のチョコは何個買えますか?
式 90÷20 の答えを求めましょう
90と20を9と2に見立てて、9の中に2は4つとれるので、20×4は80として、90-80は10となる。
このことから90÷20=4あまり10となります。
20 × 4 + 10 = 90
わる数×商+あまり=わられる数
次の計算をさせましょう。
130÷20=
150÷20=
考え方
130÷20=は、130と20を13と2に見立てて、13の中に2は6つとれるので、
20×6は120となるので、
130-120は10(あまり)となる。
このことから
130÷20=6あまり10
となります。
150÷20=は、
150と20を15と2に見立てて、
15の中に2は7つとれるので、
20×7は140となるので、
150-140=10(あまり)となります
このことから
150÷20=7あまり10
となります。
ここまではわられる数もわる数も0がついた数なので比較的理解しやすい内容です。
つぎは、わる数にもわられる数にも0がついていません。
例 96÷32
でも、考え方は上のような考え方になります。
お子さんが上のことを理解できたら、次へ進みましょう。
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