3年 算数
九九の表とかけ算2
(かけ算のきまり)
子どもの学習支援 わかる教え方byいっちに算数

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(かけ算の答えのふえかた、かけ算のきまり、0や10が入るかけ算)

@かけ算はかけられる数を分けて計算しても答えは同じ
Aかけ算はかける数を分けて計算しても答えは同じ
Bかけ算のきまりを使うと10より大きい数のかけ算も計算できること

教え方3

(1) かけ算九九の表をたてに上から下に見て、気がつくことはないかな?と問いかけます。





2の段の答えと3の段の答えをたすと5の段の答えになります。

(2) かけ算九九の表をたてに下から上に見て、気がつくことはないかな?と問いかけます。



5の段の答えから3の段の答えをひくと2の段の答えになります。

(1)や(2)のきまりは、ほかの段にもあてはまります。

かけ算九九の表のきまり
・○の段の答え+△の段の答え=(○+△)の段の答え
・○の段の答え−△の段の答え=(○−△)の段の答え
 (○>△のとき)

教え方4

上のきまりを使って、7×6の答えを2とおりの考え方でもとめてみましょう。



考え方その1

かけられる数7を4と□にわけて、それぞれ6をかけ算します


□は3ですから
4×6=24 と
3×6=18 をたした数になります。
24+18=42 で
7×6=42と同じです。

考え方その2

かける数6を2と□にわけてそれぞれ7にかけます

□は4なので
7×2 と 7×4を たした数になります


7×2=14 と 7×4=28をたすと
14+28=42 で
7×6=42と 同じ数です。

教え方4

上のかけ算のきまりを使って、10より大きい数のかけ算をくふうして もとめてみましょう。

12×3の計算を考えさせます。



たてに12こ、よこに3れつ、ならんでいるので
かけ算だと 12×3 ですが、九九の表にないので 答えがわかりません。

そこで かけられる数を分けて計算しても答えは同じという かけ算のきまりを使います。






まとめの式とこたえ
 答え36こ

まとめ

その1

かけ算では、かける数が1ふえると、答えはかけられる数だけ大きくなります。

その2

かけ算では、かける数が1つへると、答えはかけられる数だけ小さくなります。

その3

かけ算では、かける数とかけられる数をいれかえても、答えは同じです。

その4

0のかけ算では、どんな数に0をかけても、答えは0です
また、0にどんな数をかけても、答えは0です。

その5

・かけ算では かけられる数をわけて計算しても答えは同じです
・かけ算では 
かける数をわけて計算しても答えは同じです
・○の段の答え+△の段の答え
 =(○+△)の段の答え
・○の段の答え−△の段の答え
 =(○−△)の段の答え
 (○>△のとき)

れんしゅうもんだい

【1】
□にあてはまる数を見つけましょう

@ 4×□=24
A □×9=63

【1】の考え方と答え
@ 4のだんの九九を使って、答えが24になる九九をさがします。
  4×6=24   答え □は6

A □×9は かけ算のきまりで 9×□と同じです。だから9のだんの九九で 63の答えになる九九をさがします
  9×7=63 つまり7×9=63
            答え □は7

【2】□にあてはまる数を答えましょう

【3】くふうして14×3の答えをもとめましょう。

【2】と【3】の答え

【2】

【3】
14を10と4にわけて、それぞれ3をかける

10×3=30
4×3=12
30+12=42   答え 42

【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。


@ 10のかけ算では、かける数をふやしていくと、かけられる数のぶんだけ、増えていくことを用いて、10のかけ算の答えをとらえさせます。

A 0のかけ算では、かける数をへらしていくと、かけられる数のぶんだけ、へっていくことを用いて、0のかけ算の答えをとらえさせます。

B 3年のわり算は、
ax□=bや□xb=aの□
にあてはまる数を求める計算となりますので、この単元でかけ算の九九の表のきまりをとらえさせましょう。

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