@ 何十・何百のかけ算の計算のしかた
A 2けた(3けた)×1けたの筆算のしかた
B 2けた×1けたの暗算のしかた
C かけ算を通した数のしくみときまり
前の学年で学習したこと・・・2年かけ算
「かけ算の筆算のしかた」を教える時には、順をおってていねいに教えていくことが大切です。
買い物の場面を使って、(何十)×(一けた)のかけ算、(何百)×(一けた)のかけ算のしかたを教えます。
問題 1こ20円のあめを4こ 買うと、全部で何円になりますか?
1個20円のあめを4こ分なので、かけ算を使い、式は、20×4となります。
絵を見なくても、例えば40×3=120などの答えが出るように練習するといいですね。
問題 1こ200円のハンバーガーを4こ買うと、全部で何円になりますか?
下の絵を見せて、考え方を言わせてみましょう。
絵を見なくても、例えば300×5=1500などが答えられるように練習するといいですね。
上の考え方を使って、2けた×1けたや3けた×1けたの筆算を教えます。
筆算の前に、買い物の場面を使ったかけ算の2けた×1けたの答えの求め方に気づかせます。
問題 1こ22円のチョコを4こ買うと、何円になりますか?
式は、1このねだん×個数で22×4ですね。
下の図を使って答えの求め方を気づかせます。
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20×4=80 と 2×4=8を たすと
80+8=88になります。
答え 88円
次に、式を使った22×4の答えの求め方を教えます。
上のことをふまえて次に22×4の筆算のしかたを教えます
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22×4の筆算の考え方を教えます
※実際には80の0は書かなくてもよい。
考え方の説明です。
上のことが理解できたら、つぎに進みましょう。
問題 1こ23円のチョコを4こ買うと、全部で何円になりますか?
式は、23×4なので、図を使って答えの求め方を気づかせます。
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かけられる数23の一の位3とかける数4のかけ算の答えが12となり、十の位に繰り上がることに注目させましょう。
つまり
20×4=80
3×4=12・・・10と2
80+10+2=92
となります。
答え 92円
23×4の筆算のしかたを教えます
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23×4の筆算の考え方を教えます
※実際には80の0は書かなくてもよい。
考え方の説明です。
2けた×1けたの筆算のいろいろな例を示して、2けた×1けたの筆算の理解を深めさます。
例1 31×4
下のアニメでは、はじめに31×4の考え方を提示します。
その後に31×4の筆算のしかたを提示します。
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例2 34×6
下のアニメでは、はじめに34×6の考え方を提示します。
その後に34×6の筆算のしかたを提示します。
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3けた×1けたの考え方と筆算のしかたを示して、3けた×1けたの筆算の理解を深めさせます。
例1 213×3
はじめに213×3の考え方を提示します。その後で 213×3の筆算のしかたを提示します。
(くりあがりのない筆算です。)
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かけられる数が3けたでも、2けたのときと同じように筆算します。
例2 456×7
はじめに456×7の考え方を提示します。
そのあとで456×7の筆算のしかたを提示します。(くりあがりがある筆算です。)
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くりあがるとき1を小さくとなりのけたの場所に書いておくと まちがえにくくなることを助言するといいでしょう。
教科書には、いろいろな1けたの数をかけるかけ算の練習問題があります。少しずつ取り組ませることによって基礎力が身についてきます。
その後に、かけ算の筆算の間違いさがしも取り組ませると理解が深まります。
かけ算の筆算が上手にできるようになると、14×4のような筆算も 答えの見当を頭の中でできるようになってきます。かんたんなかけ算は、暗算で行うと計算力が高まります。
下のような筆算の間違いに気づくことができると理解が深まり、計算違いが少なくなります。
つながる単元・・・3年「かけ算の筆算2」へ
最後に
3年生は、後半の教科書で、2けた×2けたのかけ算と3けた×2けたのかけ算を勉強します。この頃から、算数がわからなくなるお子さんもいますので、この単元で基礎をしっかり身につけさせることが大事だと思います。
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