3年生の分数学習のキーワードは、はしたの大きさの表し方です。
その前に2年の分数でも説明したように、5・6年生や中学生でも間違えることがある分数の問題を紹介します。
間違えやすい問題
下のように2メートルのテープがあります。この2メートルのテープの3分の2にあたる所の番号は何番ですか?
答えはCですが、Aと答えるお子さんもいます。
この問題は、2メートルという任意(特別に決められたわけではない)のもと長さの分数を考える問題です。こうした間違いがあるのは、いくつかある「分数の意味」を混同していることがあげられます。
@はしたの部分を表す分数のよさ
AmやLなどの単位をもとにした分数
B分数の大小の比較
C同じ分母の分数のたし算・ひき算
1mの長さのテープをもとに分数を使った「はしたの長さの表し方」を教えます。
下の図を見せながら、テープ1mのの長さに気づかせます。
下の図を見せながら、テープ1mのの長さに気づかせます。
テープ1mを3等分した長さの分数での表し方を動画を見せながら、教えます。
の書き方を教えます
テープ1mを3等分した2こ分の長さが何mになるかを動画を見せながら気づかせます。
おさらいとして下の問題を考えさせます。
分子が1でない分数の考え方です。
1Lに満たない水のかさの表し方を通して、分数の言葉と分母と分子の意味を教えます。
下の図を使って、1Lに満たない水のかさの分数の表し方に気づかせます。
↓ めもりが10こや5この時は?
声に出して覚える練習をすると、分数の勉強がわかりやすくなります。
※先生用の指導補足は、次ページに掲載しています。
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