2年 算数
ふえたり へったり
その2
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の参考にしていただけば幸いです。

大切にしたいこと その1

 数図ブロックの操作活動を通して、さるの数は、10ひきはもとの量、「2ひき来た」「5ひき来た」は、増えた量であることをとらえさせたいと思います。
 板書でも数図ブロックを使って視覚的にとらえさせたいと思います。

 理解に時間がかかるお子さんには下の動画を大型テレビで、視覚的にみせる方法もあります。


動画作成協力・・動くイラストフリー素材

大切にしたいこと その2

 順に考える方法とまとめて考える方法の2つの考えを話し合わせる場の工夫が考えられます。
 その時に、数図ブロックを使って、式での表し方に気づかせるようにしたいと思います。
順に考える方法の式
10+2=12 12+5=17 17ひき
まとめて考える方法の式
2+5=7 10+7=17  17ひき

大切にしたいこと その3

 具体的な場面を考えさせながら、「まとめて」という意味をとらえさせることを大切にしたいと思います。
 また具体物・図・式を関連させることを大切にしたいと思います。
 理解に時間がかかるお子さんには図の掲示物を提示を通して、視覚的にとらえさせ、具体的な場面をイメージさせる工夫が考えられます。
(研究授業などでは、教材の内発的動機づけに生かされるかの吟味が必要になると思います。)

  

大切にしたいこと その4

 ふえたり、へったりの場面の「問題づくり」が効果的です。
 さるの行き来の様子から、増減の場面をとらえさせましたが、具体物・図・式を関連させることを大切にし、最後に定着を図るための問題づくりは効果的です。
 子どもがみんなの前で、まとめて考える問題や増減の場合の問題を画用紙などに書いて発表し、問題のとき方を説明する場作りの工夫も考えられます。

 上の図のように、発表する用紙には、問題の図と文章を書き、それを折り曲げて、式と答えを書いておく方法もあります。
 こうした2年生の取り組みが、見通しをもち筋道を立てて考える力を少しずつ育くんでいくものと思います。

 先生方の授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

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