子ども達は、すでに「とけい(1)」で 「何時」や「何時半」という言い方を学んでいます。
この「とけい(2)」の単元では、「何時何分」という言い方や読み方を勉強します。
とけい(1)の理解が不十分なお子さんは、おさらいしておきましょう。
→とけい(1)なんじ・なんじはんへ
@簡単な時刻(何時、何時何分)をよむこと
A長針と短針のさす目盛りを理解すること
B時計の文字盤のしくみを知り、何時何分を表すこと
Cデジタル時計での時刻をよむこと
とけい(2)の勉強は、1学期のとけい(1)の「何時、何時半」の勉強を受けて、今度は、「何時何分」までよめるようにする勉強です。
ふだんの生活では、5分刻みが多いので、子どもの生活に結びつけて、5分刻みの時間のよみとりを大切にしながら教えたいと思います。
たとえば・・・↓
朝の会は、8時25分です
時計を見せて、時計の文字盤のしくみを教えます。ご家庭にあるアナログ式の時計をご用意下さい。1から12までの数字が全部入っている時計が望ましいです。
@時計のねじを動かして、8時ちょうどにあわせて お子さんに見せ、8時から8時5分まで徐々に動かしてみましょう。
A時計の長い針の動きに注目させて、1分ごとの目盛りの動きに気づかせます。
B短い針は、8をさしていることに 気づかせます。
C長い針は、1分ごとに1目盛りずつ変わることを教えます。
8じ5ふん です
8時から長い針を1分、2分と動かして5分の所で止めたのが、上の写真です。
そして8時5分であることを教えます。
※「1」の数字は、短い針の時刻(何時)を表していることは すでに学習しています。長い針は、「1」の数字を無視して、5めもりのところをさしていると理解させましょう。
長い針が 一回りする様子を実際の時計や↓のアニメで確認させます。
動画作成協力動くイラストフリー素材
1学期に習った「○じはん」は、
「○し30ぷん」だということを教えます。
上のアニメでは長い針が「6」をさしたとき
9じ30ぷんです。
※短い針は、9から10の間にあります。
このように短い針が間にあっても、次の数字を超えるまでは、少ない方の数字を○時として読むことを教えましょう。
長い針の1は5分、2は10分、
3は15分、4は20分・・・・
ということに気づかせます。
長い針がしめす分↓
「20までの数」で習った5とびの読み方を思い出させましょう。
※5の段の九九は、2年生で習いますが、時計の読み方として、5の段の九九を覚えさせると実生活にも役立ちます。
5.10.15.20.25.30.35.40.45.50.55.
(ご.じゅう.じゅうご.にじゅう.にじゅご.さんじゅう.さんじゅご、よんじゅう、よんじゅご、ごじゅう、ごじゅご)
何度も歌うように声に出して練習させましょう。
※5のつく数は「にじゅうご」と言うより「にじゅご」の方が歌うように言えて覚えやすくなります。
【1】5とびの よみかたを つかって
なんじなんぷんか いいましょう。
ヒント↓
@
A
こたえ
@ 9じ 35ふん
A 10じ 25ふん
【2】めもりをよくみて なんじなんぷんか こたえましょう。
ヒント
いちばんちかい すうじのあるめもりを 5とびでよみ、そこからかぞえると はやいです。
@ヒント 1のところが 5ふん です。
そこから 6.7.8・・・と かぞえるといい。
A ヒント 4のところが 20ぷん です。
こたえ
@ 11じ 9ふん
A 2じ 24ぷん
学校生活の場面を使って、時計を見せ、何時何分かをよませます。その時に、デジタル時計の何時何分のよみ方も教えます。
こくごの じかん です
9じ4ふん
せつめい
デジタルとけいは はりのない すうじだけであらわす とけいです。
9:04は 9じ4ふん とよみます。
「:」のしるしは なんじ と なんぷん を くぎる しるしです。04ふんの とき ゼロは よみません。
さんすうの じかん です
9じ58ふん
おんがくの じかん です
11じ9ふん
そうじの じかん です
1じ54ふん
学校のチャイムは、ほとんどが10分や25分などの5分刻みのときになることに気づかせましょう。
学校の始まる時間や給食の時間、そうじの時間など日常生活では、5分きざみの時間で人々が行動していることに気づかせ、5分刻みの時間の読み方に早く慣れさせましょう。
毎日繰り返すといいですね。↓
5.10.15.20.25.30.35.40.45.50.55.
(ご.じゅう.じゅうご.にじゅう.にじゅご.さんじゅう.さんじゅご、よんじゅう、よんじゅご、ごじゅう、ごじゅご)
家庭の中でも「今、何時何分かな」を時々聞いて正しく答えられたらほめてあげて下さい。
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