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家庭にある目覚まし時計などを使って、「何時、何時半」のいろいろな時刻をつくることを教えます。(さんすうセットの時計も使えます。100円ショップなどでも売っています)
とけいで ちょうど3じを つくりましょう
長い針と短い針がどこに
あればいいかを確かめさせます。
小学校では、1年生は算数お道具セットを使います。学校によって購入形態は違いますが、時計の模型は、この中に入っています。
しかし、学校で保管していることが多いので、家庭で時計の指導をする時は、100円ショップなどで簡単な本物の時計を購入して、時計の勉強を教えるといいでしょう。
時計の勉強は、生活体験や子どもの発達段階に合わせて、1学期は、「何時、何時半」を習います。2学期または3学期の時期に、「何時何分」を勉強しますので、お子さんが時計の読み方に慣れるまで、くり返し練習させましょう。
時計を実際にさわらせて、針をあわせる練習をさせると理解が深まります
↓の時刻を時計で作らせます
@ 2じ
A 5じ
B 12じ
C 4じはん
D 8じはん
正しく作れたらほめてあげましょう。
下のアニメを見せて、何時何時半の時計の形を確認させます。短い針(赤)と長い針(青)の位置に気づかせて下さい。
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
※時計の使い方を教えている時、「何時何分」を聞いてくることもあります。そういう時は、お子さんの生活体験や発達段階にあわせて「何時何分」を教えてあげてもいいでしょう。
時計の勉強は、学校生活や家庭生活の中で、時刻を意識させながら教えると理解しやすくなります。そのために最初は、1学期にかんたんな「何時、何時半」を教え、その後2学期に「何時何分」を教えるという2段階をとっています。
家庭生活の中で、「お風呂の時間は?」、「勉強の時間は?」と時刻を意識させ、理解をさせていただければと思います。
【小学校の先生方への補足】指導の参考にしていただければと思います。
〜「とけい(1)」の単元は、「時刻」の学習です。今回は、「時刻の中の何時と何時半」を扱い、「とけい(2)」の単元は、「時刻の中の何時何分」を扱うことをとらえておきたいと思います〜
「時刻」の学習は、その瞬間の時刻をよむことを大切にしています。
「時間」の学習は、時刻と時刻の間の量を考える学習ととらえることができます。
下図は、文科省学力テストの調査問題ですが、「時間」を扱った問題と言えます。
文科省学力調査問題A問題の抜粋
〜「時刻」学習と「時間」の学習は、
分けて考えたいと思います〜
1年生の時期は、個人差はあるものの、「時刻の「何時や何時半」とは、どのようなことか、下図のように子どもの生活体験にそった時刻の何時や何時半に絞ってとらえさせることを大切にしたいと思います。
朝起きます
登校します
勉強します
給食です
下校します
この学習をふまえて「とけい(2)」の単元の学習で「分」の指導が行われています。
(次のページには、「とけい(1)の指導で大切にしたいこと」を掲載しています。)
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