【小学校先生用への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの先生方の参考になれば幸いです。
100を越える数を
教える時の工夫について
○ 授業で行う時は、みかんなど目で見てよくわかる具体物を用意したほうがよいのではないかと思います。
みかん箱の中に、100個以上のみかんを用意して、簡単に数える方法を子どもに尋ねながら、10のまとまり作りながら、子ども達と一緒に数えるとわかりやすくなります。
一緒に数えることで、子どもの集中力が増します。(子どもと一緒に数えることがポンイトです。)
みかんが112個あった時の掲示物の例
次に黒板に「百の位の部屋」と「十の位の部屋」と「一の位の部屋」に絵の張り物を掲示し、その中に数字を入れていくと
100を越える意味がわかりやすくなります。(上の図はみかんが112個あった時の掲示物の例)
この指導のしかたを整理すると、
「具体物→半具体物→数値化」、
「命数法」、「記数法」、
「十の位に10の集まりを入れ、一の位にばらの数を入れること」、
「記数法に基づくきまりの指導」、
「みかんを見せることで、数の大小を判断させること」、
「一緒に数を読ませることで何十と何を理解させること」
を基本とした授業づくりとなります。
ただ課題は、教師主導にならないように、教材の提示のしかたや発問のしかたを工夫していくことが大切になります。
最後に
この授業で子どもの理解の定着を図るために、教科書にある練習問題に取り組むことが大切です。特に、操作活動を伴った練習問題の取り組みが必要になりますので、少人数授業の先生や1年生担当の補助の先生方との教材解釈と連携を密にして取り組めたらと思います。
この単元は、研究授業でもよく取りあげられますので、先生方の一つの参考にしていただけれたらと思います。
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