1年算数
大きいかず 2
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

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(100までの数の数え方)

教え方3

教え方2−A
 100までの数の大小を教えます。

問題
たまいれで、どちらのたまが おおいか かんがえましょう。

あかだまは、53こ しろだまは、37こです。

ビーズにおきかえて考えさせます


53は 10が5つ と あと3です。
37は 10が3つ と あと7です。

10のかたまりが おおいほうが かずもおおいですね。

53のほうが 37より おおいから
こたえ あかだまの ほうが おおい

@93 と 78 は どちらが 大きいですか
   こたえ  93
A69 と 64 は、どちらが大きいですか
   こたえ  69

2けたの かずの 大きさを くらべるときは
まず 十のくらいの かずの 大きさを くらべて
十のくらいの かずが おなじときは 
一のくらいの かずの 大きさを くらべます。

教え方4

 100までの数で、「何十たす何」、「何十ひく何」の計算を、お金を使って教えます。
※くりあがり、くりさがりのない2けたと1けたの計算です。

もんだい@
40円に2円たすと いくらですか

しき
40+2=42
こたえ  42円

もんだいA
42円から2円ひくと いくらですか

しき
42−2=40
こたえ  40円

十の位と一の位の数の意味を しっかりとらえさせましょう。身近なお金の数え方を例に出すととてもわかりやすくなります。


一の位が0の2けたの数と1けたの数をたす計算の例
20+5=25
まちがえる例 70(2と5をたしてしまう)
50+8=58
まちがえる例 508(50と8をならべてしまう)


一の位同士が同じ数の2けたから1けたをひく計算の例
49−9=40
まちがえる例 4(9−9だけで0をかかない)
32−2=30
まちがえる例 12(3−2をしてしまう)

※ここでは まだ くりあがりくりさがりのある計算はしません。

計算問題

こたえ

教え方5

100を少しこえる数の読み方、書き方を教えます。

@えんぴつが 100本と さらに12本 あります。 ぜんぶで なん本ですか。


「ひゃく じゅうに」 とよみ、
112と かきます。

Aえんぴつが 100本と さらに30本 あります。ぜんぶで なん本ですか。


「ひゃくさんじゅう」と よみ、
130と かきます

「じゅうさんひゃく」は よくあるまちがいです

Bえんぴつが 100本と さらに5本 あります。ぜんぶで なん本ですか。


「ひゃくご」と よみ、
105とかきます

十の位に 0をかくことが ポイントです。



声をだして、数を読ませしょう

最後に
 この1年の「大きいかず」の勉強は、これからの算数の勉強の基礎となります。
 そこで、この単元では、実際に手を使った操作活動を多く取りいれると効果的です。
 また「大きいかず」をこのサイトで教えた後は、教科書の練習問題で基礎力を身につけていただければと思います。

大きい数のたし算ひき算へ
(2けた+1けた や 2けた−1けた
または、十の位どうしのたし算、ひき算など
くりあがりのない計算を勉強します)

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【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の参考にしていただければと思います。

 この単元では、2位数の位取り、すなわち、「十進位取り記数法」の基本をとらえさせながら、「一の位と十の位の意味」を理解させることが大切です。
 そこで、この単元の目標を整理しておきます。

意欲関心態度
 100までの数を、10ずつまとめて数えるよさに気づき、身の回りから進んで100までの数字をみつけようとする。

数学的な考え方
 100までの数を、「10がいくつと1がいくつ」、100を少しこえる数を、「100といくつ」という見方でとらえることができる。数構成にもとづく、(何十とあといくつに着目した)加減算ができる。

技 能
 100までの数や、100を少しこえる数について、数字で書いたり数直線上に表したりするとともに、数の大小比較ができる。数構成にもとづく(何十とあといくつに着目した)加減算ができる。

知識・理解
 十進法を理解し、100までの数や100を少しこえる数の表し方や意味がわかる。

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