1年算数
どちらがおおい
(かさ くらべ)
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

東京書籍の教科書では「どちらが おおい」という題名の学習内容です。
水の体積の大きさをくらべる学習です。

参考学習↓

大きさくらべ「どちらが長い」へ

「かさ」は体積のことです。
1年生では体積や量という言葉は使わず「水のかさ」「ジュースのかさ」などの言葉で液体の量を教えます。

@水のかさを 直接比べること。
A水のかさを、同じ入れ物に移して比べること

B水のかさを、同じ入れ物の個数で比べること

C水のかさを比べること
のよさ

教え方1

親子で動画をみましょう
(かさくらべ)


みずは どちらが
たくさんあるかな



動画作成協力・・動くイラストフリー素材

みずを うつしたら 
「あ」のみずは
ぜんぶ「い」に はいって
まだ すきまが ありました。


だから 「あ」のほうが
おおく はいります。

保護者の方へ

●直接、容器から容器へ水を移して調べる方法です。小→大へ水を移すとすきまができます。大→小へ水を移すとあふれます。
●ご家庭では、風呂場や流しの中など濡れてもいい場所で実験して下さい。
●「容器の外側の大きさ」と「水の量」が見た目では判断できないことにも気づかせると興味がわいてくるでしょう。

教え方2

直接比較するのではなく、同じ大きさの容器に移して、かさをくらべる方法です。


動画作成協力・・動くイラストフリー素材


「あ」は こっぷ8こぶん
「い」は こっぷ9こぶん
みずが はいっていました。



だから 「い」のほうが おおいです。

保護者の方へ

●透明な同じ大きさのコップに移して、かさくらべをしましょう。(プラスチックの使い捨て容器など)
●水平なところに置いて、真横から見て水面の高さを比べて下さい
●見た目の大きさと中身の水のかさが予想より多かったり、少なかったりするのでゲーム感覚でお子さんと実験すると楽しく学習出来ます。

教え方3

3つの容器の水のかさを比べてみましょう。水のかさを大きい順に言えるようにしましょう。

下の動画を親子で見ましょう


動画作成協力・・動くイラストフリー素材

おなじ ようきに うつすと
よくわかりますね



教え方4

下の動画を親子で見ましょう。


動画作成協力・・動くイラストフリー素材



かさのおおいのは
「あ」→「い」→「う」の 
じゅんです

もんだい

3つの 水そうの おなじ たかさに 水が はいっています。 いちばん おおく はいっているのは どれでしょう。いちばん すくなく はいっているのは どれでしょう。




こたえ
いちばんおおいのはA
いちばんすくないのはB

保護者の方へ

●見た目では かさの大きさの順番がわかりにくいものも 共通の容器に水を移すとわかるようになることに気づかせましょう。

●ご家庭のやかん、ポット、バケツ、水筒、保存容器などいろいろなもので「かさくらべ」をしてみましょう。
   
●液体の量を数値で置き換えて比べる操作を通して、日常生活と算数の密接な関係に気づかせ算数への興味を引き出すことができます。

●いろいろな実験をしたあとで教科書の練習問題をやらせて、できたらほめてあげましょう。

□この勉強は2年の「水のかさ」でくわしく勉強します。


【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の参考にしていただければと思います。

@大きさ比べには、4つの段階があることを理解しておきたいと思います
 例:長さ比べ・広さ比べ・かさ比べ等
 ●直接比較
 ●間接比較(何かをもとに使って)
 ●任意単位による比較
 ●普遍単位による比較
    (4年の面積・5年体積等)
A大きさ比べには、(例:長さ比べ・広さ比べ・かさ比べ)次の原則があることをとらえておきたいと思います。
 ●保存性
 大きさには、動かしたり、分けたり、形を変えたりしても、変わらないという性質
 ●加法性
 大きさは、それぞれたすことができる
 また、大きいものから小さいものをひくことができるという性質

B 水のかさなどの大きさ比べの学習は、上記のことをふまえて、できるだけ体験的活動を取り入れ、子どもの意欲・関心・理解を深めることを大切にしたいと思います。

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