1年 20までのかず補足
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

【小学校の先生方への指導補足】
つづき

〜「20までのかず」の指導で
大切にしたいこと〜

その3
この単元では「分離量」を扱うので、授業では、果物やおかしなど具体物をできるだけ使うと意欲・関心が高まります。

@20までの数のよみ方、書き方をとらえさせます。
○数字を見て、ブロックを並べます。10のまとまりを意識させることがポイントです。
○数の大きさを二人で練習させます。理解に時間がかかるお子さんには、ブロックを一緒に数えましょう。一対一の対応が、ブロックの大小を考えさせるときのポイントとなります。
○おかしや果物などの分離量を使うと意欲が高まります。はやく数えるために、2とひ5とびを意識させることもポンイトです。「こ」、「ぽん」などの読み方もおさえたいと思います。

A数概念をのばす活動として、20までの数の構成、数の順序、系列をとらえさせます。
○数直線を用いて、数の順序や系列をとらえさせます。
起点を0とすることもおさえておきたいポイントです。
※10進数位取りを意識させるために、算数タイルの活用は、大変効果があるので、是非活用していきたいと思います。
     

B20までの数のたし算の指導について
「10+4」という問題は、10といくつという考え方をおさえたいと思います。
「12+4」の問題では、10と「2と4」をブロックで、数を合わせながら確かめさせることをとらえさせたいと思います。同時に具体物、半具体物、数値化の関係をとらえさせるには、操作活動を十分行わせることを大切にしたいと思います。
C20までの数のひき算の指導について
「12−2」の問題は、果物を2個食べると残りは何個になるかを考えさせます。その時、12を10と2という数の構成で考えさせることが大切です。
「15−3」の問題では、10といくつという考えで、5から3をひくことが簡単であることをブロックを使ってとらえさせます。たし算と同様、操作活動を十分行わせながら、理解させることが大切です。

 先生方の授業づくりや研究授業の構想やまとめの一つの参考になれば幸いです。

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