「いっちに算数」ホームページが考えている「メディアの利用と勉強の理解度」について、私が考えていることを述べたいと思います。
勉強を教える時、絵を見せると勉強に効果があると最初に考えた人は、コメニウスという人です。西暦1658年に、世界最初の絵が入った教科書「世界図絵」を考案されたと言われています。
当時の教育では、大変、画期的なこととされ、そのこともあって、今も教員採用試験の勉強などでも「コメニウスの世界図絵」と問題集に載っているようです。
さて現在は、子どもたちも多くのメディア(動画・映像・画像・音声など)を利用して、いろいろなことを学んでいます。
このメディアを取り入れた勉強の効果については、いろいろな論文や書籍がでていますが、おおむね次のようなことが言われています。
それは、
@ メディア(動画・映像・画像・音声など)だけ見せて学ばせる
A メディアを使わず、先生や保護者の説明だけで学ばせる
B メディアを使いながら、先生や保護者が説明して学ばせる
C メディアを使いながら、先生や保護者が説明して、質問に答えながら学ばせる
上の4つのことで、@やAも子ども達は興味・関心は示しますが、さらに効果があるのは、BやCと言われています。
実際、教えていても、一方的に「この動画を見よう」と言っても、その学習を行うにあたっての子どもからの興味や関心があるのとないのでは違いがあります。
「今こんな勉強をしているから、その解決策として、この動画を見ようと」か「ヒント画面で考えよう」と言うと、子どもは集中力が増します。
例えば「円の面積を求めよう」という学習でも、はじめから公式を教えるのではなく、動画で「面積の求め方のアプローチ方法」を示すと、子ども達の興味・関心をひき、公式への理解が深まります。
例として↓のGIFアニメをご覧下さい。
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
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また、その勉強を教える時の指導者の体験や話をおりまぜて、メディア(動画・映像・画像・音声など)を見せながら考えさせると、数日たっても記憶している子どもが多いという傾向があります。
こうしたことを考えて、「いっちに算数」ホームページは、子ども達の興味をひきやすい算数アニメ(GIFアニメ画像)を使って、教え方を紹介しています。
YouTubeなどの動画では、どうしても説明が長くなり、また関係のない他の動画の視聴につながる恐れもあります。Wi-Fiのないご家庭では、電話回線データを多く使うYouTubeは視聴しにくい場合もあります。
そのためデータ数も少なく、動画時間も短いgifアニメを作成し、教え方で活用できるようしています。
たとえば 2年生の分数「半分」を教える場合は、↓のようなアニメで説明しています。
動画作成協力 動くイラストフリー素材
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