子どものよさを伸ばし、自信を持たせるためには、ほめることを大切にしたいと思います。
「子どもには、叱ることのほうが多くて」ということもよく聞きます。
そういう時は、子どものよい所を考えたり、子どもの伸びを待つということを意識していると、子どものよさが見えてくるのではないかと思います。
特に他の子どもとの比較ではなく、その子自身が、時間の経過の中で伸びているところをほめることができれば、と思います。
例えば「昨日より、今日は、こんなことができたね。」と、大きな伸びではなくてもいいですから、普段の生活の中での、小さな伸びをほめていっていただきたいと思います。
同時にその子なりの発想や考え方もほめることができればなお、お子さんの自信につながるでしょう。
その時に「ほめるポイントが、その子にぴったりあてはまっている」と、子どもは「できる」という自信を持ちはじめます。
家庭で算数を教える時にも、次のことを意識してほめていくと「子どもは、できるという自信」を、少しずつ持ちはじめ、笑顔になります。
○ この考え方は、買い物などの生活に役立つね。 ○ だれも気づかなかった考えだね。 ○ その考えは、いつでも使えるね。 ○ そのやり方は、正確にできるね。 ○ 図があるから、わかりやすく説明できるね。 ○ 前に使った考えを利用しているからわかりやすいね。 ○ そのやり方は、短い時間でできて、とても簡単だね。 ○ 数字や記号があって、みんながわかりやすくなるね。 |
スポーツや習いごとをしているお子さんもおられると思います。
その中で、その活動に「ぴったりあてはまるほめ方」があると思いますが、算数も同じです。
あせらずじっくり子どものよさを見つめ、時間の経過の中で、その子の小さな小さな伸びをほめ、お子さんのよさを引き出していけたらいいですね。
Copyright 2019 いっちに算数 All Rights Reserved