6年 およその形と大きさ(2)
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
 

  

 上の図のよう写真を提示し、長方形の形に見立てさせ、およその面積を求めさせています。そして、プールが、直方体の形に似ていることに気づかせ、縦、横、高さのおよその長さで水のかさを考えさせます。
 縦、横の長さが、およそ何メートルになっているかをとらえさせることも大切です。
 ただ、水槽などは、直方体と見立てますが、水槽に入る水の体積として内のりについても気づかせる必要があります。そのために内のりを考えさせる練習問題も必要です。

 上のランドセルも直方体と見立てて、体積を考えさせています。
 教科書などが入っている時は、重さが変わるので、ランドセルのおおきさと重さの量感をとらえさせることができます。 

 概測と測定値の違いを考えさせながら、身の回りのいれもの体積を調べ、量感をとらえさせる活動も大切にしたいと思います。
 そして縦・横・高さの見積もり実測が、身近な生活に役立っていることをとらえさせ、量感をとらえさせたいと思います。

資料「体積」と「容積」の違いの整理

体積→体積とは3次元(三つの垂直方向、すなわち縦•横•高さの方向)に広がりをもつ空問領域の大きさの程度を表す量である。小学校では、水などのかさについて学習しているので、そのことをふまえて、「かさのことを体積という」と示される。
 また人れ物に水などをいっぱい人れたとき、その体積をその入れ物の容積という。
容積→液量は、形が不定であるから、容器に人れないと測ることも持ち運ぶこともできない。
 咨器はそれぞれ容量がある。容器の中に、いっぱい入れられる容量が容積である。2㍑のしょう油びんというとき、このしょう油びんの容積は、2㍑ということである。
上記の出典→新算数教育指導用語辞典(教育出版)より
※ 上記のことを教科書では、子どもたちにわかりやすい言葉で説明したり、気づかせたりしています。
 授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。

まとめ
 平面図形、立体図形は、内容によっては、複雑な曲線によって構成される図形があります。
 その量を測定する時、わかりやすい図形に置き換えて考えると、図形の量を概測することができることを気づかせたいと思います。

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