「拡大図」、「縮図」の3つの書き方を理解させます。
@方眼紙を使った「拡大図」「縮図」の書き方
下の動画は、方眼紙を使った拡大図の書き方てす。↓
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
いろいろな図形をマス目のあるノートで
拡大してみましょう。
下の動画は、方眼紙を使った縮図の書き方です↓
縮図のマス目は説明のため拡大しています
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
A分度器と定規を使った「拡大図」「縮図」の書き方
線の長さや角の大きさを使った「拡大図」
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
線の長さや角の大きさを使った「縮図」
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
B1つの点を中心にした「拡大図」「縮図」の書き方
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
地図を使って1/10000などの距離を求める縮図の利用のしかたを教えます。
実際の長さを縮めた割合のことを「縮尺(しゅくしゃく)」といいます。
縮尺の表し方の例
地図の2点間の実際の距離を「縮図を利用」して求めてみましょう。
問題
A店からB店まで地図では8.5cmあります
この地図は1万分の1の縮図です。
実際はA店とB店は何m離れていますか?
解き方
8.5×10000=85000(cm)
85000cm=850m
(100cmは1m)
答え 850m
直接はかることのできない長さも縮図を使ってもとめることができます。
下の問題の縮図の書き方を考えさせて、ノートに縮図を書かせ、答えを計算させましょう。
問題
下の図は、まりこさんが自分の家から10mはなれて、家の屋根を見上げたときの角度を表しています。
ノートに三角形ABCの縮図を書いて、ACの長さをはかり、実際の長さを求めて、家の高さをもとめましょう。(ACの長さにまりこさんの目の高さ1.4mをたし算します)
ノートに下のような三角形を書いてACの長さをはかるとACは18.5cmでした。
10mを10cmに縮めて書いているので
18.5cmは実際は18.5mです。
(縮尺は100分の1)
まりこさんの目の高さ1.4mをたすと
18.5+1.4=19.9 およそ20m
答え 家の高さは およそ20m
(19.9mも間違いではありません。縮図の書き方や線の長さのはかり方に誤差がありますので近い数字なら正解です)
最後に
教科書に「図形の拡大と縮小」の練習問題がありますのでお子さんと一緒に取り組まれて下さい。
また、「拡大」と「縮小」は、シンボルマークなどで使われていますので、いろいろなデザインを見せるとお子さんの関心が高まります。
【小学校の先生方への補足】
授業づくりや研究授業の一つの参考にしていただければ幸いです。
ここで大切なのは、「拡大や縮小」は、大きさは変えるが、「形は変えない形」という考え方をとらえさせたいと思います。
また、「拡大や縮小の性質」や「作図の指導」は、図形の構成要素 (頂点・角・辺)に着目し、対応させる考え方も教え方とて大切にしたいと思います。