「億」や「兆」は、子どもは普段の生活の中であまり使いませんが、3年生までに習った大きな数の延長として、小学校では「兆」までの十進法の位取りのしくみを学びます。
例えば世界の国の人口はとても大きな数です。
日本の人口・・・・127749000人
アメリカの人口・・322180000人
中国の人口・・・ 1411415000人
インドの人口・ ・ 1324171000人
数字がたくさん並んでいると、どの国がいちばん人口が多いのかわかりにくいですね。
このような大きな数の読み方と計算の仕方を勉強します。
3年生の「一億までの数」の振り返りをしたい方は3年の「1億までの数」のページでおさらいしましょう。また、下のアニメでも確かめられます。
十進法の考えを使った
1億までの数のしくみ
一億までの数 アニメでたしかめよう
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
@億や兆をこえる数のよみ方、書き方、数のしくみ
A十進法に基づいた大きな数のしくみ
B3けた×3けたの筆算方法
C大きな数のかけ算のしかた
各国の人口を例に一億や十億の数を教え、位取り表を使って大きな数のよみ方やかき方に気づかせます。
○1000万の10倍を一億(いちおく)といいます。
○一億は、100000000とかきます。
※1のうしろに0が8こつきます
日本の人口・・・・127749000人
このよみ方は、
一億2千七百七十四万九千人です
↓のように数字を4つずつ区切るとわかりやすいですね。
1|2774|9000
いろいろな国の人口をくらべてみましょう。
日本の人口・・・・127749000人
アメリカの人口・・322180000人
中国の人口・・・ 1411415000人
インドの人口・ ・ 1324171000人
このままだとどの国の人口が多いかわかりませんね。
下のように表すとよくわかります。
↓の位取り表を使うことを教えます
日本の人口は、
一億2千七百七十四万九千人です
アメリカの人口は
三億二千二百十八万八千人です
中国の人口は
十四億一千百四十一万五千人です
インドの人口は
十三億二千四百十七万千人です
中国の人口が一番多いね。次はインドだね。位取りの表を使うとよくわかるね。
下の位取り表を使って、
十億の10倍は百億
百億の10倍は千億
千億の10倍は1兆(いっちょう)
を教えます
一兆までの数の関係
この表から、次の数の大きさに気づかせます。
2億4000万は、
1億を2こ、1000万を4こあつめた数です。
2億4000万は、
1000万を24こあつめた数です。
数直線を使って数の大きさの読み方を教えます
下の練習問題に取り組む時に、表を使って一兆までの数の関係を少しずつとらえさせたいと思います
大きな数を読むときは
右から数字を4つずつ区切って
一、十、百、千の位取りを考えて読むと間違えにくいことを教えます。
問題@
下の数字を読みましょう
123456789000
↓の動画を見せて、やり方を覚えさせます。
動画作成協力・・動くイラストフリー素材
@ 右から数字を4つずつ区切る
A 万、億、兆の区切り目を記憶する
B 左のかたまりに数字が4つなら「千」3つなら「百」2つなら「十」1つなら「一」と読み始めることに気づかせる
C 0のある位は読み飛ばす
基本は3年生で習った「1億までの数」と同じです。
数字が13けたの場合は区切り目は3つになり、一番左の区切り目は「兆」になります。
お子さんがノートに答えを書いてから
下の答えを見せましょう
次のページには、
○ 大きな数のしくみ
○ 大きな数のかけ算
の教え方を掲載しています
最後に先生用の指導補足を掲載しています