この勉強は、「およそ」「約」や「がい数(概数)」の意味がわかると生活に役立つことや、がい数が世の中に広く使われていることに気づかせ、がい数の表し方やおよその数の計算ができるようにすることをねらいとした学習です。
大きな数を扱いますので、過去に学んだ「大きな数」についてのおさらいをしておくとわかりやすくなります。4年生の国語学習に合わせて概数をがい数と記述しています。
2年 1万までの数
3年 1億までの数
@ がい数の意味と表し方
(四捨五入・以上・未満・以下の言葉と意味と使い方)
A がい数の計算の仕方
B 見つもりの意味と見つもり方
C 生活場面でのがい数の利用
新しい言葉
がい数・・・がいすう(概数と表すこともある)
四捨五入・・・ししゃごにゅう
未満・・・みまん
生活の中で、がい数が使われていることに気づかせましょう。
ぎもん
『新聞では、「正確な人数」を書いてあるのにテレビでは、「およその人数」を言っていたのは、どうしてかな?』
答え
『新聞だと正確な人数がよくわかるけど、テレビでは、だいたいの数のほうがわかりやすく、早く伝わるし、正確な人数を聞かなくても内容がわかればいいからよ。』
がい数を用いる場面を紹介し、数を伝える時、がい数は、わかりやすく、便利なことに気づかせ、がい数の表し方を教えます。
例1 サッカーの入場者数で教えます↓
新聞では、26752人と書いてある時、
テレビでは、およそ27000人
または、約27000人と言っています。
このおよその数をがい数といいます
下の数直線を見せて下さい。
上の図のように、26752をおよそ27000という「がい数」で表すことがあります。
26752に一番近いおおざっぱな数が27000だからです。この時、何万何千のがい数を千の位までのがい数と呼ぶことを教えます。
上記のことを教えた後に、「およその数」を使う場面を動画を使って教えます。
例2
クリスマスツリーの電球を「およその数」で表した例です。親子で動画を見て話し合いましょう。
動画作成協力「動くイラストフリー素材」
がい数を使う方がいい場合と使ってはいけない場合を教えます。
問題1
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お子さんの答えを聞いてから、答え合わせをしましょう。
問題1の答えとその理由
1.がい数ではいけない
理由 正確な体温を知る必要があるから
2.がい数でよい
理由 だいたいの距離がわかればよいから
3.がい数でよい
理由 だいたいの人数がわかればよいから
4.がい数ではいけない
理由 正確な金額を支払わないといけないから
5.がい数でよい
理由 だいたいの数がわかればよいから
6.がい数ではいけない
理由 細かい数字で記録が決まるので正確な数字でなければいけないから
次は下記のことを掲載しています。
○切り上げ、切り捨て、四捨五入の仕方
○以上、以下、未満のちがい