「重さ」は見えません。そこで数字で「重さ」がわかるようになっていることに気づかせたいと思います。同時に、だいたいの重さの感覚を知ることも「重さ」の勉強の大切なことです。
そこで、親子で買い物に行った時、食料品には、重さが明示してありますので、それを見て重さの感覚をとらえさせることができます。
砂糖1kg、米5kg、ペットボトルの水2リットル(2kg)、袋入りのお菓子55g、チョコレート1枚30gなど、実際に持たせて体験させて下さい。
また、子どもが苦手なはかりの目もりを読むことも、ご家庭で料理をつくる時に、いっしょに練習していくと、少しずつ目もりに慣れてきます。このことは、家庭で教える算数のよさだと思います。
学校と違って、教科書に掲載されている2kgや1kgの大きな台ばかりは、家庭にはないことが多いと思います。そこで下の写真のような調理用のはかりがある家庭は、これを使って学習すると重さの感覚や目盛りの読み方の勉強になります。
重さの感覚を知るだけならデジタルばかりも役立ちます。
調理用はかり 1kgまではかれる
デジタルはかり 1g単位ではかれる
@はかりを使ったものの重さのはかり方
A の単位の理解
B重さのたし算・ひき算
C重さの単位のお互いの関係
家庭にある小物を、下の図の手づくりはかりで、1円玉を使って重さを予想しながら調べます。そして次のことを教えます。
◎重さの単位には (グラム)があります
◎1円玉、1個の重さは1です。
のかき方
手作りのはかりで重さくらべをしてみます
てんびんばかりのかんたんなものです。
↓のような表を書いて、はかった重さを記入してみましょう。
教科書の「おもさ」のページにのっているはかり写真を見せて、1までのはかりで重さを調べる場合の読み方を教えます。
子どもは、ふだん「はかり」を使う経験がありませんので、下のポイントをおさえて教えたいと思います。
はかりを使う時に気をつけること
○ 平らな所に置きます。
○ 最初は はりが0をさしていることを確認します。
○ 重すぎるものは、のせません。
(はかりがこわれます。)
○ 目もりは、真正面からよみます。
※の文字が と表示されていることが多いということを教えておきます
目盛りのよみ方
@ 最初はいちばん大きい目もりをよみます。
A 次に2番目に大きい目もりをよみます。
B 最後に最小の目もりをよみます。
下のはかりで、目もりをよみます
赤い針が通り過ぎたところに注目させます。
@いちばん大きい目もりは、200です。
A2番目に大きい目もりは、20です。
B最後に最小の目もりは、20と30の間なので25です。
上のはかりのよみ方は、225です。
◎教科書にのっているはかりのよみ方の問題で練習をすると、目もりのよみ方に慣れてきます。
細かいめもりを注意深く見ましょう
練習問題
↓の□にあてはまる数字を答えましょう
答え