3年算数
2けたをかけるかけ算2
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

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@(2けたの数)X(2けたの数)の計算の意味(前のページ)
A(2けたの数)X(2けたの数)の筆算のしかた(前のページ)
B(3けたの数)X(2けたの数)の筆算のしかた

教え方3

教え方3
生活の場面を使って、(3けたの数)×(2けたの数)のかけ算の計算のしかたを考えさせます。

問題@
料理クラブで、材料費として1人247円集めます。
30人参加したら、みんなで何円集まりますか。
    

問題のとき方

式は 金額×人数 なので
247×30ですが
すでに学習した3けた×1けたの計算
247×3=741をもとに考えさせます。
かけ算の筆算おさらいページへ
すでに学んだことです。

30=3×10なので
247×30を
247×(3×10)と考えると
求める式は
(247×3)×10となり
  247×3=741とわかっているので
741×10=7410
となります

つまり247×3=7410です

このことから、
3けた×何十のかけ算は
【3けた】×【十の位の数字】の答えに【0】をつける


となることに気づかせます。

しきと答え
247×30=7410 答え 7410円

つぎに参加者が32人の場合を考えさせます

教え方4

問題A
料理クラブで、材料費として、1人247円集めます。
32人参加したら、全部で何円、集まりますか。

今度は32人ですから、30人のときのようにはなりません。
しかし、教え方2のようにかける数32を30と2にわけて計算し、あとでたすと答えが出ることに気づかせます。

問題のとき方

式は、247×32です
以下の動画のように考えることに気づかせます


下の動画の考え方を見て下さい


動画では さきに247×2を計算し
次に247×30を計算しています

動画作成協力・・動くイラストフリー素材

動画の一部の静止画像


考え方がわかったら筆算の方法を教えます


274×32のひっ算のしかたをたしかめましょう

繰り上がりに注意して
見せて下さい

動画作成協力・・動くイラストフリー素材
動画の一部

上のようにくり上がりの数を
左のマスに小さく書いておくと
間違いが減ります

問題Aの式と答え
247×32=7904  答え 7904円

練習問題

2けた×2けた3けた×2けたのひっ算のしかたが、わかったら下の練習問題に取り組んでみましょう。

2けた×2けたの練習問題



3けた×2けたの練習問題





間違えやすい所を教えておくと
計算ミスが減ります

間違えやすい例↓

最後に
2けたの数をかける計算は、(2けたの数)×(1けたの数)と(2けたの数)×(何十)の考え方を元にしながら、筆算のしかたに気づかせることができればと思います。
そして、筆算のしかたを理解したら、教科書の練習問題に取り組ませて、基礎力を身に付けていただければと思います。

4年では、(3けたの数)×(3けたの数)、5年では、小数のかけ算を勉強しますので、この3年の勉強を大切にしていただければと思います。

そのために、算数アニメでひっ算のしかたをくり返し見せて教えたり、「1けたをかけるかけ算のひっ算」おさらいリンクを活用していただければと思います。

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