2年 算数
はこの形 2
子どもの学習支援 by いっちに算数 スマホ版

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(箱の形の意味・言葉の説明)

教え方3

箱の形の立体の作り方を教えます。

 工作用紙を使って、下のような箱を作らせながら、切り取った面と面のつなぎめを考えさせます。



工作用紙に↓バラバラの面を
書き取らせて切り抜かせます


切り取ったら、セロテープで組み立てさせてみましょう。


はこの作り方がわからない時は、
↓の動画を見せます。


動画作成協力 動くイラストフリー素材


面と面のつなぎ目がどこにあるかを
考えさせることが大切です。
面と面をつなぐときはセロハンテープを使いましょう。
※上の面をはりあわせるときに1か所だけにすると ふたのようになり、小物入れの箱として活用できます。
色紙などを外側に貼るときれいですね。

教え方4

ひごと粘土玉を使って、箱の形を作り、辺や頂点の数を確かめさせます。

※「ひご」とは木の細い棒のことです。竹でできたものを竹ひごと呼びます。この単元学習のとき、学校で教材として配られることが多いですが、100円ショップなどでも手作りコーナーなどで売られています。



粘土も100円ショップで売っています。


ひごがないときは、ストローと粘土でも作れます。

下のようなはこの形を作りましょう。


作り方がわからない時は、
動画をヒントで見せます。


動画作成協力 動くイラストフリー素材

もんだい
9cmの ひごは 何本いりますか
6cmの ひごは 何本いりますか
4cmの ひごは 何本いりますか
ねんど玉は 何こ、いりますか

辺とちょう点のつなぎ目がどこにあるかを考えさせることが大切です。

答え
9cmの ひごが4本
6cmの ひごが4本
4cmの ひごが4本いります
ねんど玉は 8こ いります

はこの形のまとめ
はこの形には、面が6つあります
辺は12本あります。
ちょう点は8つあります。


まとめの動画

動画作成協力・・動くイラストフリー素材

最後に
 子ども達は、身のまわりの生活の中で、いろいろな箱に触れています。その中で、箱の形の中にある頂点、辺、面に着目させたいと思います。そして、箱をさわったり、実際に作ったりする活動の経験図形の見方・考え方を培うことになります。
 また教科書の練習問題を通して、2年生の図形の基礎を身につけさせていただければと思います。
 この学習の発展が「直方体と立方体(4年)」です。


このあと、立体の学習は下のように進みます
3年 円と球
4年 直方体と立方体
5年 体積
5年 角柱円柱
6年 角柱円柱の体積


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【小学校の先生方への指導補足】
授業づくりや研究授業のヒントの参考にしていただければと思います。

〜「はこの形」の指導で
大切にしたいこと〜

その1
 「立体の仲間わけ」の活動を想起させます

 1年の学習を振り返り、仲間わけした時の理由を想起させます。
例→積み重ねられる形 
   まるくてころころ転がる形

特にこの活動では、
「弁別」→ 見たり、さわったりして、違いを見分けました。
「抽象」→ 図形の共通な特性や属性である構成要素に気づいておおまかな仲間わけをしました。
「捨象」→ はこの色や、少しへこんでいるところは、無視して仲間わけをしました。

その2
 1枚ずつ紙をはってきれいな箱にします

 教科書の導入では、構成要素の面に着目させています
○ ものさしで長さを測っています。
○ 三角定規で、面の形や角を調べています
○ しらべる箱は、それぞれ違います
○ 写し取る活動を通して、面を観察します
○ 面の数や同じ形の面の数もかぞえています。
○ 反対側の面の形が同じであることに気づきます
 箱の面の形として、長方形や正方形があることに気づかせ、面は、全部で6つあることをとらえさせたいと思います。

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